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大久保佳代子、女芸人随一の“男ウケ”の秘訣は“たけしイズム”にあり?

撮影=尾藤能暢

“肉食女子の代弁者”としてポジションを確立している大久保佳代子。その立ち位置を盤石なものにしながら、実は彼女のフェミ濃度はそれほど高くないように思う。そのため、女芸人の中で、男ウケ度がとりわけ高い存在でもある。男と女の思考や嗜好は異なるが、彼女の感性はかなりニュートラルなところに位置しているのではないか。

■たけしの写真を前に、キャラを忘れ、本音が出る大久保

 8月6日放送『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)のテーマは、60~80年代のいい男を語り尽くす「勝手に語り継ぎたい 夢中になった昭和のイケメン」。この日のゲストに招かれたのが、大久保である。

 肉食女子だけに、こんなテーマならば彼女は前のめりだ。津川雅彦が演じたラブシーンに衝撃を受け「処女を捧げたかった」と願望を抱いていたことや、シブがき隊時代の薬丸裕英のワイルドさにハマッていた過去など、次々とエピソードを明かしていく大久保。この手のトークは彼女の十八番で、ある意味、パブリックイメージそのままに番組は進んでいった。

 そんな彼女のテンションが一変したのは、ビートたけし(事故前)の写真が提示された瞬間。

大久保「やぁーっ、ちょっと!」

石橋「どうしたの?(笑)」

大久保「いやぁ、もうね……(笑)」

 実は彼女、思春期から現在に至るまで、首尾一貫したビートたけし信奉者なのだ。

「本当に男として……。(たけしの写真を指さして)イケメンじゃない? イケメンでいいよね、これ? 色気があって。また当時、派手でお洒落なフィッチェのセーターとか着てて、メチャメチャ格好良かったんですよ! いい車乗って、お姉ちゃん抱いて」

 明らかに、さっきまでのテンションとは異なる。タレントとして“肉食女子”を振る舞う中、冷静でいられなくなり本音が出てしまった。

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