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保守化『サンデージャポン』希望は不倫ディレクター!?

20080301_bakushou.jpg時事問題をネタにするのは、爆笑問題の真骨頂

 2001年秋から放送を開始した『サンデージャポン』(TBS系)が、大きな岐路に立たされているという。同番組のファンというあるテレビ関係者は、「放送開始時には5局ネットだったが、今では17局ネットになって、影響力が大きくなり、視聴率が安定してきたことで番組が保守的になった。苦情を恐れてか、サッチーやゴージャス松野など、バッシングされた有名人を出演させたり、どこまでが事実かわからないようなテレンス・リーや北芝健などの社会派レポートを放送したりすることがなくなった。キー局の番組らしからぬ、あの“アンチ大衆”的なところがよかったのに」と苦言を呈する。

 確かに、視聴率も一時の上昇傾向は落ち着き、最近は10%(関東地区)に届くことはまれで、結局は裏番組の『笑っていいとも! 増刊号』(フジテレビ系)や『いつみても波瀾万丈』(日本テレビ系)の後じんを拝している。

 その背景には、06年以降、番組がほぼ全国で放送されるようになったことで、それまでは見過ごされてきた制作手法が批判されるようになったことがある、と前出のテレビ関係者は語る。それが顕著に出たのが昨年。柳澤伯夫厚労相(当時)が「子どもは2人以上生むのが健全」と失言した際、「生む機械」発言の謝罪時の映像をつなげて、さも失言後に謝罪したかのような編集をしたことが問題になり、TBSが謝罪。さらに、街頭インタビューを受けた市民が番組側の仕込みだったことが発覚し、総務省から厳重注意を受けている。「今度問題を起こせば、番組打ち切りの可能性が大きいので、制作者側も守りに入らざるを得ない」(前出・テレビ関係者)のだ。

 こんな状況に嫌気が差したのか、ディレクターとして、番組草創期から活躍してきた中心的なスタッフ2人が、昨年相次いで他局の報道番組に移ってしまうというドタバタもあった。

 本誌連載陣であり、「サンジャポ裏ファミリーのドン」として、同番組独特の〝怪しさ〟づくりに深く寄与していた高須基仁氏も、最近の変化には賛同しきれないという。

「良識派の弁護士や儒教国・韓国のタレントなどをコメンテーターに置くことで、〝まっとうな意見〟を担保している。事件ネタに対して鋭かったテリーは、『サンジャポ』のすぐ後に放送している『サンデースクランブル』(テレビ朝日系)に力をシフトしているし、爆笑問題の政治経済ネタへのシニカルさは、『私が総理大臣になったら』(日本テレビ系)のほうが生かされている。『サンジャポ』一点集中だった彼らの意識が分散して、番組を平均的で凡庸なものにしてしまっている」

 そんな高須氏の唯一の救いというのが、総合演出のH氏だという。実はこのH氏、06年に『サンジャポ』出演中の女子アナの青木裕子との不倫が報じられ、担当を外されてしまった人物。2年近く現場を離れていたが、ほとぼりが冷めたと見たのか、以前よりも重要なポストに帰ってきていた。

「たかが不倫で番組を外すなんていう良識ぶりを見せたときから、『サンジャポ』はおかしくなったんだよ。Hが辞めると、俺の出番も減ったからね。Hが総合演出として戻ってきて、よかった。俺をどんどん使ってくれ」(高須氏)

 高須氏を使うのが番組にとっていいことなのかは不明だが、優等生になった『サンジャポ』なんて、毒気を抜いたトリカブトのようなもの!? 前述した「ヤラセ街頭インタビュー」が発覚した際、「バラエティ番組の演出内」と言い放った、あの開き直りぶりをあらためて見せてほしいものだ。
(青木寛二)

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最終更新:2019/03/14 12:55
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