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犬より吠える客にウンザリ! ペット業界覆面座談会(前編)

taidanimg01.jpg犬も大変なんだワン!

 百花繚乱のペットビジネスだが、犬猫よりも世話が焼けるのは、やっぱり人間だぁ! トリマー、ペットシッター、ドッグカフェオーナーが、放言・暴言言いたい放題! それぞれのビジネス裏事情やワガママ飼い主へのたまりにたまったウップンを、ここぞとばかりにブチまける!!

A……ドッグカフェ経営者(39歳・男性)
B……ペットシッター(58歳・女性)
C……トリマー(29歳・女性)

──本日は、ペット業界で働くお三方にお集まりいただきました。まずは、それぞれの職種と勤続年数、現在のお仕事を始められた動機などを教えてください。

A 都内某所でドッグカフェの経営を始めて2年になります。実家の1階で喫茶店を経営していた父が3年前に他界したので、僕が跡を継ぐことになったのですが、どうせならリニューアルしようと一念発起。そこそこ高級住宅街だし、大きな公園も近くにあるし、ペットブームなので、「ドッグカフェを始めたら儲かるんじゃないか」と思ったんですよ。

B 私はバツイチで、長いこと普通のOLをやっていたんだけど、職場の人間関係に疲れちゃって(笑)。それで5年前、ちょうど子どもが独立したころに、犬猫のお世話を飼い主に代わって行うペットシッターという職種があるのを知って、転職を決意しました。昔から動物は好きだし、このお仕事だったら定年もないし、人ともそんなにかかわらずに済むかも(笑)と思って、あるペットシッターの先生の元で数年修業を積んでから、一昨年に独立しました。

C 私は元キャバクラ嬢で、ひとり暮らしをしながら犬を飼っていたんですが、あるとき、その犬をトリミングに出したら、切り傷を負って戻ってきたんです。それがなんだか許せなくて、「よーし、私がやってやろう!」と思いまして。

A 復讐を?

C いやいや(笑)、「自分がちゃんとしたトリマーになってやろう!」と思ったんです。で、キャバで学費を稼ぎつつ専門学校に通って、トリマーになりました。今年で勤続3年目ですね。まだ雇われの身です。

──動物相手の商売ですから、みなさんいろいろと大変なこともあるのではないでしょうか?

B 動物よりも、飼い主さんに悩まされることのほうが、圧倒的に多いわね。

C それは同感ですね。

B たとえば真夏に家のクーラーが壊れたままの状態で、「あとはよろしく」と言って海外旅行に出かけてしまう飼い主さんがいたりする。残された室内犬は下手したら熱中症で死んじゃいますよね。こういう無責任な飼い主さんに出会うたび、なんだかとても悲しい気持ちになる。その犬は、仕方がないから私の家で一時預かって面倒を見たけど。

C 私のトリミングサロンにも、信じられないお客さんが結構来ますよ。犬が弱っているから、「ちゃんとエサを与えてますか?」と若い飼い主さんに聞いたら、「スナック菓子をあげている」という答えが返ってきたり。

B あと、モモンガみたいな飼育の難しい動物を、なんの知識もないまま飼い始める人もいる。夜行性だからって、ずっと押し入れの中でケージに閉じ込めたまま育てて弱らせちゃったり……。与えてるエサもデタラメだったから、シッティング終了後に、飼い主さんに飼育法をいろいろ指導してあげたんだけど、時すでに遅しで、モモンガは間もなく死んじゃった。

A そういうのって、売る側に問題がある場合も多いみたいですね。どことは言いませんが、ジャックラッセルテリアみたいな初心者には飼育が難しい犬種を「飼いやすいですよー」と宣伝しているペットショップも中にはあるようだし。まぁ、そういう店には「この犬、ウンチするから返品したい!」と文句をつけてくるバカな客も来たりするらしいから、どっちもどっちなのかもしれませんが……。

C 愚かな人間は必ず一定数いるからあきらめるしかないというか、どこかで一線を引くしかないんですよね。いちいち本気で怒ったり傷ついていたらこっちの身が持たない。言ってわかりそうな人にはやんわり注意しますけど、言っても無駄そうな飼い主ってのも、確実に存在しますからねぇ……。

──虐待されているペットと接する機会もありますか?

C トリミング中にやたらビクビクしてて、「ああ、ひょっとしたらやられてるのかなー」と思うこともあるけど、飼い主さんに聞くわけにもいかないですからね。アメリカみたいにアニマルポリス(動物虐待の摘発や救助活動を行う組織)がいればいいんですけど、日本はまだそこまでペット文化が発達してませんから、仮にペット虐待の事実をつかんだとしても、救出できないもどかしさがあります。

B あと、たまに公園のドッグランで犬同士が喧嘩してかみ殺したり、っていう事件があるじゃない? ああいったトラブルも全部、しつけをしていない飼い主さんの責任で、犬が悪いわけじゃないのよね。

A 幸いにしてうちのお店は、お金持ちが大勢住んでいるエリアだからなのか、しっかりとしつけをされているお客さんが多く、店内で大きなトラブルが起きたことはありません。ただ、ハイソなお客さんほど犬種差別をする傾向にありますね。ほかのお客さんが帰った後に、その飼い犬を見下したように品評したり。

B 動物はみな赤ちゃんのときは可愛いけど、老犬になったら介護の問題も出てくるということをイメージできていない人も多い。で、大きくなって手に負えなくなったら捨てちゃうとか。

C 女性タレントのS・Eさんなんかは、3年ごとにコロコロと犬種を変える人としてペット業界では悪名高いですよね。

B 大物女優のT・Hが犬を虐待していたという噂も流れていますよね。そういう情報がイヤでも耳に入ってくるのが、この仕事のつらいところかもしれない。

(後編に続く/構成=ヘドロ岡林/「サイゾー」9月号より)

子犬の飼い方・育て方

しっかり勉強しておく。

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最終更新:2008/08/27 12:12
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