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『青春くん』とがしやすたか ヤンサンと編集者問題を語る(後編)

togashi_books.jpg「ヤンサン」で連載されていたモテない高校生・青春くん
とその友達2人の”モテないトリオ”が織りなす、妄想やオ
ナニー、下ネタを主題にした4コママンガ『青春くん』(小
学館/中)と、とがし氏の著者『キャバレンジャーZ』(双
葉社/左)、『竹田副部長』(集英社/右)。

前編はこちら

──編集者で言えば、小学館では、『金色のガッシュ!!』の雷句誠先生が「少年サンデー」を訴えた件もあります。雷句先生は自身のブログで詳細に経緯を綴られました。

【とがし】 実はブログで書かれた編集者のひとりは僕の担当なんだけど、良い編集者でしたよ。ちょうど「ヤンサン」休刊でヘコんでるときに、この件で叩かれてダブルショックだったみたい。その編集者が出したアイデアが『金色の~』で採用されていたそうだけど、今になって「つまらないお話を描かねばならないのかとストレスがたまる」ってブログに書かれてた。でも、それって、昨日まで仲が良かった人に「本当は、お前のこと嫌いだったんだ」と言われたようなもんだからね、それはショックですよ。係争中だからイチ編集者としては反論もできないし。まあ、僕だって編集者に対してムッとしたことはあるけど、そんなの言ってたらキリがない(苦笑)。あとは、「少年サンデー」の原稿料が安いことにびっくりした。あそこは新人から育てるため、原稿料が最低ラインから始まるから、それもしょうがないんだろうけどね。

──「ヤンサン」に話を戻しますが、ほとんどの連載が他誌へ移りましたが、『青春くん』は終了してしまいました。

【とがし】 だって「ヤンサン」以外に描ける雑誌ってないじゃない。引き取り先がないもん。あるとしたら「ヤングマガジン」(講談社)くらいじゃないの?(笑) 編集部からは「(雑誌が終わりますが)どうしたいですか?」って聞かれたんだよ。普通は「単行本出したい」とか、「この雑誌でやりたい」とかあると思うんだけど、僕は「四コマ1本でもいいから小学館で仕事をさせてくれ」って言ったんだよ。小学館って、僕をゴルフコンペに呼んでくれるんだけど、連載がないと行きづらいからね(笑)。

──その後、「ビッグコミック・スペリオール」(小学館)で、新しい連載が始まりました。

【とがし】 『青春くん』はもう終わったと思ったんだけど、担当編集は「タイトルに『青春くん』をつけた方がいい」と言ってくれて、結局、20年後の『大人の青春くん』になったんだ。『青春くん』は10代の葛藤なんだけど、今度は、結婚できなかったり、素人童貞だったりといった30代の葛藤。本当はキャバクラマンガを考えてたんだ、仕事で行けるから(笑)。

──なるほど。とがしさんの”ヤンサン愛”がひしひしと伝わってきました。そんな同誌の魅力とはなんでしょう?

【とがし】 忘年会に、グラビアアイドルが20人くらい来ることかな(笑)。芸能プロのイケメンマネージャーも一緒に来るんだけど、これは楽しいよ。いつもは誌面でしか見れない女の子がいっぱいいるんだもん。でも、私服よりも水着のほうがやっぱりかわいいよね。

──(笑)。そういえば、とがしさんも学んだ劇画村塾を主宰している小池一夫氏も本誌に登場されています(記事参照)。教え子として、何かあればぜひ。

【とがし】 う~ん、本当にお世話になったからね。あ、そうそう、小池先生がヒロノ(兵庫県にある日本有数の名門ゴルフコース『廣野ゴルフ倶楽部』のこと)に連れて行ってくれるって約束してくださったんですけど、今年こそよろしくお願いします(笑)。
(構成・大貫眞之介/「サイゾー」11月号より)

●とがし・やすたか
1959年11月18日、東京都生まれ。小池一夫主宰の劇画村塾3期生(同期には山本直樹、原哲夫、堀井雄二など)を経て、85年、とってもエッチなグラビア誌でデビュー。代表作に『青春くん』(小学館)、『竹田副部長』(集英社)など。

青春くん

不朽の青臭さ。

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最終更新:2008/11/07 11:00
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