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観客増の切り札!? ハリウッドは3D映画ブームの兆し

moneri_0717.jpgドリームワークス初の本格的3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』。
(c)Monsters vs.Aliens ™ & © 2009 DreamWorks Animati on L.L.C. All Rights Reserved.

 映画館でしか体験できない映画として、近年、ハリウッドを中心に立体3D映画が盛んになっている。7月11日から公開中の『シュレック』『カンフー・パンダ』のドリームワークス・アニメーションの最新作『モンスターVSエイリアン』も、専用のメガネをかけて鑑賞することで画面に立体感が生まれ、観客は映画の世界に入り込んだような感覚を楽しめる3D映画だ。

 物語の主人公は、結婚式当日に謎の隕石に接触して15メートルに巨大化してしまった女性のスーザン。政府にとらえられた挙句にモンスターとして隔離されてしまったスーザンだが、そんな時、凶悪な宇宙人が巨大ロボットを用いて地球を侵略。スーザンは施設の他のモンスターたちと一緒に、宇宙人たちと戦うはめに……。

 アニメといえども、ディズニーとは対極のブラックユーモアが満載の作品を作り続けてきたドリームワークス。今回も『妖怪巨大女』『人喰いアメーバの恐怖』『蠅男の恐怖』『アマゾンの半魚人』『モスラ』といった過去の怪獣映画へのオマージュやパロディが満載で、映画通は元ネタ探しにも楽しめるが、基本的にはそのあたりを知らなくても(知らない人がほとんどだろう)なんら難しい内容でもないので、親子連れでもOK。

 そして内容以上に注目したいのが、最初に述べた3D映像だ。3D映画といえば、一昔前の左右が赤と青になったメガネをかけて、部分的に飛び出してくるものを想像するかもしれないが、技術はその頃よりも格段に進化している。『モンスターVSエイリアン』では、もちろん”飛び出す”部分もあるが、全体的に奥行き感を重視した画面設計で、見ているうちに観客がスクリーンに”入り込んでいる”感覚になる。特に、日常的な場面よりも、宇宙空間や宇宙船内といった、通常、我々が体験できない空間でのアクションシーンで迫力を発揮。遊園地のアトラクションにも似た、その世界に入り込んで冒険している感覚が味わえ、3D映画の進化を体験できる。なお、スクリーンに”入り込んで”いる気分をより味わうためには、大きめのスクリーンで鑑賞することをおススメしたい。

 こうした3D映画は、DVDやブルーレイ、高画質テレビの普及で家庭でもハイクオリティな映像が楽しめるようになったいま、「映画館でしか体験できない映像」として、ハリウッドでは観客増の切り札として期待されている。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(7月15日公開)でも、全国3カ所のIMAXデジタルシアターでは冒頭12分が3Dになっている特別バージョンを上映するほか、『アイス・エイジ3』(7月25日公開)、『ボルト』(8月1日公開)、『Disney’s クリスマス・キャロル』(11月公開)など続々と3D版を投入したハリウッド映画が続く。さらにそれらの「真打ち」として、今年12月、『タイタニック』以来12年ぶりにジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取った最新作『アバター』が、全編3D映像が満載の実写SFアクション映画として送り出される予定だ。『アバター』という巨大な波が到来する前に、ぜひとも一度は3D映画を体験しておきたい。

 ちなみに、日本の映画界にもこの波は着実に到来しており、東映が人気特撮シリーズの『侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦』(8月8日公開)で3D版を上映し、秋にも『とびだす!3D 東映アニメまつり』(10月3日公開)と題して3Dアニメ映画を一挙に4本リリースする。ほかにも、『呪怨』の清水崇監督がメガホンを取り、邦画初の実写3D映画として『戦慄迷宮3D』(10月公開)の製作が進められている。
eiga.com編集部・浅香義明)

『モンスターVSエイリアン』
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』
『ボルト』
『Disney’s クリスマス・キャロル』
『侍戦隊シンケンジャー銀幕版/天下分け目の戦』
『戦慄迷宮3D

3Dメガネ

ディ○ニーランドにはまだあるよね?

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最終更新:2009/07/18 15:00

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