日刊サイゾー トップ > エンタメ  > トラブル続きの”占い枠”にすっぽり!? 手相芸人・島田秀平がブレイクした深い理由

トラブル続きの”占い枠”にすっぽり!? 手相芸人・島田秀平がブレイクした深い理由

shimada0601.jpg『島田秀平の「幸せをつかむ!手相占い」』
ポニーキャニオン

 今年に入ってから、テレビや雑誌でひっぱりだこ状態になっている、手相芸人・島田秀平。

 『日刊サイゾー』でも、お世話になっていたりもするわけなのだが(参照記事)、とにかく大人気。元々、お笑いコンビ「号泣」として、『爆笑オンエアバトル』(NHK)などで活躍していたのだが、2008年に解散。その後、島田はピン芸人として活動し、手相芸人としてブレイク中だ。

 占いとしてはずっと昔から主流として存在しているものなのに、なぜいま「手相」なのか。バラエティー番組の構成作家に聞いた。

「まず、芸人であるということで、基本的にトークがうまい、というところがありますよね。テレビ的なトーク力というのでしょうか。使いやすく、かつ共演者も絡みやすいコメントを残してくれるんです」

 この「テレビ的な」というところがキーポイントであり、彼の占いで人気と話題を集めているのが、「KY線」「あげまん線」「覇王線」といった、オリジナルの相を次々に流行させているところにある。

「この響きが、テレビ的にものすごくキャッチーなんですよ。なおかつ、脅したりきつい言葉を投げたりするのではなくて、褒める方向の占い、そして視聴者も一緒に面白がれるタイプの『ライトな占い』というんでしょうか。そこが今のテレビに合っているんだと思います」(前出・作家)

 ある意味、原点回帰とも言える手相流行りではあるが、そこには最近のテレビ界の事情があるという。

「今は、スピリチュアル的なものを敬遠する傾向にあるんですよ」

 近年話題を集めた占い師やカウンセラーに、金銭トラブルやスキャンダルなどといったマイナス要素が浮上してきたことから、局やスポンサーが、うさんくささを感じるようなものを取り上げるのを控えているそうなのである。

「とは言え、パワースポット的なものを頻繁に取り上げていたりしていて、若干の矛盾もあるんですが、島田さんのようなタイプの占いだと、『これなら大丈夫だ』と判断できるんでしょう。お金的な被害も生まれなさそうですしね」

 続々と新鮮な響きの線を「開発(?)」していることなどから、玄人筋からは批判の声も上がってはいるのだが、

「100人に一人の線、というのが意外と何人も登場したりしてますしね。本人もそのへんは十分承知しているとは思います。そういったことを気にせずに、言い切っちゃう。そこが人気の一番の理由じゃないでしょうか」

 トラブルなどで少し隙間が生じていたテレビの占い枠に、すっぽりと収まった島田秀平。

「芸人としては、知る人ぞ知るぐらいのポジションだったのもよかったのかもしれませんね。手相で初めて知った人も多いようですし」

 まだまだ人気は続きそうだ。
(文=太田サトル/「サイゾー裏チャンネル」より)

島田秀平の「幸せをつかむ!手相占い」♀

ズバリ!

amazon_associate_logo.jpg

【関連記事】
スピリチュアルブーム終焉か? 『オーラの泉』打切り決定!
過熱する『オーラの泉』批判、ゴールデン進出は失敗!?
胸がビッグな田代さやかは、スポーツ振興くじ「BIG」で夢を叶えるか!?

最終更新:2010/06/01 11:02
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真