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アフィリアからひめめまでアイドルが一堂に会す「図鑑」が発売

「アイドル評論家アイドル」鎌田紘子が”リアル系アイドル”愛を語り尽くす!!

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 AKB48が”会いにいけるアイドル”を標榜し、見事に大ブレークを果たした今、アイドル業界において、ライブやイベントなどの”現場”の重要性は非常に高まっている。そんな現在のアイドル文化を象徴する書籍『リアル系アイドル図鑑』(リイド社)が、このたび発売されることとなった。

 この本は、ファンとの距離が非常に近く、ライブや握手会といったイベントでリアルに会える現在活躍中のアイドルたちを取り上げ、図鑑という形式で全30組をポップにパッケージングした完全撮り下ろし写真集。

 その発売を記念し、同書でもマルチプレーヤーとして紹介されている「アイドル評論家アイドル」(通称「ドルドル」)の鎌田紘子ちゃんに、そんなリアル系アイドルの魅力を語ってもらったぞ!

――本の出来上がりをご覧になるのは初めてなんですよね?

鎌田紘子(以下、鎌田) はい。この本はカオスですね(笑)。私も名前を知らない子が結構いたりして、すごく勉強になります。(アイドル図鑑をパラパラとめくる)……うわー、くるみちゃん、めっちゃかわいくないですか?

――くるみちゃん?

鎌田 6月1日に待望のファーストアルバム『whitism』(メディアファクトリー)が発売される、アフィリア・サーガ・イースト(以下、アフィリア)のくるみちゃんですよ! アフィリアはカフェ&レストランを運営する「アフィリア・グループ」の店員さんから選抜されたユニットで、ライブイベントをやりながらも、池袋や上野、六本木にある同店の店舗では、直接メンバーに接客をしてもらえるんです。

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――な、なるほどー。ちなみに、アフィリアで鎌田さんの推しメン(好きなメンバー)は?

鎌田 カレン推しですね。病んでいる感じがいいです(笑)。最近の会えるアイドルって、「泣ける」っていうのがキーワードになっていると思うんです。Twitterやブログでもすべてをさらけ出している子が多くて、例えばその子がライブをやるとして、ライブに至るまでのその子の気持ちや歴史を理解した上でステージを見て、その子とファンとが一体感を得る……っていうのがひとつのカタルシスになっているんじゃないかなと。

――ふ、深いですねー。でも一方で、もっとメジャーなアイドルを応援している普通のアイドルファンの中には、「アイドルと自分との間に絶対的な距離があるからこそ、アイドルは尊いんだ」というような考え方をする人もいますよね。

鎌田 私も、一番好きなアイドルである平野綾様は、神様的な存在ですから一生会いたくないですね。ただ、身近さがウリのリアル系アイドルというのは、言いづらいけど、そのアイドルとの疑似恋愛的な要素を楽しむっていう方が強いんだと思います。握手をして仲良くなった子が、ライブでは目の前で歌ったり踊ったりしているというアットホームな雰囲気が楽しいんですよ。そういう意味では、旧来型のアイドルの愛し方とは別モノなのかもしれませんね。

idolzukan_02.jpgオフショット/アフィリア

――なるほど。鎌田さんが特に雰囲気がいいなと思った現場はありますか?

鎌田 「アキバの女王」こと、ひめめ(桜川ひめこ)ですね。彼女は活動歴も長いので、ファンとの絆が強いんですよ。以前ライブで、ステージ上のひめめと手が触れた女の子が、感激のあまり泣き崩れていたのを見ました。彼女はブログなどでも徹底して「萌えキャラ」を崩さない、リアル系アイドルの中のカリスマだと思います。

idolzukan_05.jpg鎌田紘子

――リアル系アイドルには、グループではなくソロのアイドルも多いんですね。

鎌田 そうですね。まいにゃ(小桃音まい)も、すごく人気がありますよ。彼女の魅力はステージング。年間300回を超えるライブをこなしているので、自分の魅せ方がすごくうまい。彼女の現場では、まいにゃが右へ動くとファンも右へ、左へ動くと左へと移動する「民族大移動」というヲタ芸があるんですけど、客席とのそんな一体感が素晴らしいです。ただ、私が最初に彼女のライブを見た時、民族大移動を知らなくて押しつぶされそうになりましたけど(笑)。

――鎌田さんは、アイドルの現場では、普段どんな感じでライブを見てるんですか?

鎌田 実は私、かなりの「DD」(アイドルなら「誰でも大好き」なファンを指すヲタク用語)なので、節操なく名前とか叫んじゃったりするんです。正直言って、現場ではうるさいからって周りのファンからは嫌われるタイプかも(笑)。

idolzukan_06.jpg桜川ひめこ

――そんな熱心なヲタ活動の甲斐あってか、このたび、アイドルユニットをプロデュースするそうですね。

鎌田 はい! 4月2日に、ロマンスターズという4人組ユニットを結成しました。なぜか、私もそのアイドルユニットの一員なんですけど(笑)。「星」がコンセプトのユニットで、メンバーごとに担当の色があって、ライブでお客さんと一緒になってひとつの星座を作るのが目標です!

idolzukan_07.jpg小桃音まい

 残念ながら、今回の『リアル系アイドル図鑑』にはソロアイドルとして参加、ロマンスターズとしての参加は間に合わなかった鎌田紘子ちゃんだが、”今後の”『リアル系アイドル図鑑』では、ユニットのライブが見られるかもしれない……。

 というのも、この『リアル系アイドル図鑑』、掲載された全アイドルたちによるライブイベントがあったり、書籍に封入されたハガキを投票し、人気が上位になったアイドルをテレビ出演させることができたりと、メディアミックスな展開が用意されているのだ。つまり『リアル系アイドル図鑑』そのものが、ひとつのアイドルの現場として構築された、アイドルファン必見の新メディアなのである。リアル系アイドルファンよ、このビッグウェーブに乗り遅れるべからず!
(構成=エリンギ)

●かまた・ひろこ
1989年9月18日、東京都生まれ。身長162cm、B80・W58・H80。04年から「ピチレモン」(学習研究社)のモデルとして活動開始。08~10年に『ランク王国』(TBS系)で8代目MCを担当。現在は、アイドル研究家の北川昌弘氏を師と仰ぎ、「アイドル評論家アイドル」としても活動。「黄金のGT」(晋遊舎)にてコラム「アイドル戦略会議」を、フリーペーパー「オタポケ」(アキバジャーナル)にて取材コラム「鎌田紘子の勝手にプロデュース大作戦」を好評連載中。公式ブログ「鎌田紘子オフィシャルブログ ひろぴょん王国」<http://ameblo.jp/hiroko-kamata/

リアル系アイドル図鑑
4月11日に発売される、秋葉原を中心に活動する今リアルに会えるアイドルたちによる完全撮りおろし図鑑型写真集。4月16日(土)には、東京・秋葉原の書泉ブックタワーにてインストアイベントを開催。5月下旬にはコンピレーションアルバムを発売、6月には出演アイドルが集う大イベントの開催も予定されている。詳細は公式ホームページへ< http://idolzukan.jp/
発売/リイド社 価格/1600円(税込)
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最終更新:2013/09/17 20:12
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