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興収1億に届かず! 予想通り大コケした香取慎吾版の映画『こち亀』

kochikamemovie.jpg『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE
~勝どき橋を封鎖せよ!~』公式サイトより

 TBS系ドラマの映画化にもかかわらず、相変わらず局の垣根を超えて大々的にPR活動が繰り広げられたSMAP香取慎吾主演の映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE~勝どき橋を封鎖せよ!~』。だが、大方の関係者の予想通り、というよりも予想をはるかに上回る大コケだったという。

「6日に公開され映画興行成績ランキングの初登場7位だったが、公開初週の興行収入は9,868万1,550円で1億円にも届かなかった。同じ週のトップは『こち亀』と同じ公開初週の『仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル/海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』で興収3億4,956万5,200円。2位以下は公開2週目以降の作品が並んだ。夏休み真っ盛りに公開して親子連れを動員しようと、『ハリーポッター』『ポケモン』『コクリコ坂』ら強力なライバルと公開時期をずらしたが、まったく意味がなかった」(映画ライター)

 香取主演のドラマ版はTBS系で2009年8月から放送されたものの、「フジテレビ系でアニメの声優を務め、舞台版でも主人公の両さんこと両津勘吉役を演じたラサール石井の方がイメージにピッタリで、香取はミスキャストの感じ。視聴者も香取・両さんに対して拒絶反応を示したのか平均視聴率は1ケタの9.3%と惨敗。もともと、映画化ありきでドラマ化されたが、関係者にとってドラマがコケるのは”想定外”だった」(TBS関係者)。

 おまけに、ラサールは自身のブログでドラマ版の主役決定までの”大人の事情”を暴露してしまったのだ。

「香取に決定した直後、『自分はアニメの声だけでなく、舞台で何度も演じたせいで、両津勘吉は自分の分身のように思っていました』と両津への思い入れを告白した上で、『実はTBSがこの企画を最初に立ち上げて、まず原作者の秋本先生にアプローチしたときに、秋本先生は”両津はラサール石井で”と言っていただいたそうです』と両津役に”内定”していたことを明かした。しかし、『ゴールデンタイムの連続ドラマを担う主役と考えた場合、自分の任や年齢的な事も考え、またそれをこなすスケジュール調整も実際に難しいこともあり”どうぞ、私のことは気にせず、自由な人選をお願いします”とお伝えしました』と、香取主役の”大人の事情”をうかがわせた。結局、秋本氏のプッシュもあったようで、ラサールはドラマ・映画版ともに両さんの父親役で出演している」(映画関係者)

 香取といえば、昨年5月に公開された不朽の名作をリメイクした主演映画『座頭市 THE LAST』も「興収は8億程度で大コケ」(同関係者)。そのため、「『座頭市』を配給したのは東宝。東宝はジャニーズとのパイプが太く、『こち亀』も手掛けると思われたが、コケるのを予想していたのか、手を出さず、結局、松竹が配給。プロモーションなどすべての面において松竹は東宝に及ばないので、もはや打つ手がない。興収は『座頭市』よりも低い数字になりそう」(同関係者)というだけに、ムービースターとしては失格の烙印を押されることになりそうだ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

まさに原作レイプ。

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最終更新:2013/09/11 19:54
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