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「繊細な食事管理と英語嫌いは大丈夫?」レンジャーズ移籍のダルビッシュ有に不安山積み

daru_mj.jpg『ダルビッシュ有 “軌跡”
~Keep the faith~』(東宝)

 レンジャーズへの移籍が決まったダルビッシュ有だが、本心では日本でプレーしたかったというだけに、現地での生活環境には不安を抱えている。

 その最たるものが言葉の壁で、発表会見での注目の第一声も英語ではなく日本語だった。もちろん、日頃は通訳がつくが、試合中に通訳はマウンドに上がれず、細部でのコミュニケーションには問題が生じやすいといわれる。通訳に頼りすぎてチームメイトから「何年もメジャーでプレーしていて、まだ英語を話そうとしないのか」と酷評された野茂英雄の例もある。

 ダルは米国に留学経験のある父親が英会話学校を経営していたことから、本人も3歳まで英会話を学んでいた。それだけに日常会話のリスニングぐらいはできるといわれていたが、実際にはそうでもないようだ。

 スポーツ紙記者によると「かつて日ハムに在籍したフェルナンド・セギノールと居合わせた際もダルが声をかけていたのは日本語だった」という。

「他の外国人に英語で話しかけられたときに分からない英単語があって、たまたま現場にいたダルに助けを求めたら”俺、英語まったくできないから”と通訳を呼びにいったこともありました」(同記者)

 通訳を連れていけば安心というわけでもないのは、先の発表会見で早くも露呈している。プレッシャーがないかと記者に尋ねられた際、ダルは「頭が悪いせいか、プレッシャーも感じることもない」と返答。しかし、通訳はこれを「あまり感じない。リラックスして楽しんで投げる」と訳していた。逆にそのまま直訳していても米国人には理解しがたい回答になってしまうのだが、こうしたズレが問題を生む懸念は残る。

 次に食生活の問題がある。ダルビッシュは日頃から繊細に組み立てられた1日7食をとることで知られ、それは女子プロゴルフ選手に伝授したほど徹底している。

 卵は白身の部分だけ、肉も部位を選んで食べるなど気を使っているダルが、関係者との食事でテキサス特有の大味な分厚いステーキを出される状況も出てくるだろう。現地に日本食レストランは点在するものの、寿司や天ぷらなど定番メニュー中心で、それも決してレベルの高いものではない。

 関係者によると、ダルには専属のシェフと栄養士がつくというが、「常に横にいて料理を作るわけではなく、あくまで自宅に戻ったときなど一部に限られる」という。

 豪快に骨付き肉にしゃぶりつくような荒くれ者が多い現地の空気に、和食好きで繊細なダルが言葉も交わせずホームシックに陥る可能性はある。
(文=鈴木雅久)

ダルビッシュ有 ”軌跡” ~Keep the faith~

古閑さんの出番ですか。

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最終更新:2013/09/09 16:56
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