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河本準一出演番組提供企業「スポンサーを降りることも検討」

 話題のあの芸能人や識者も多数リツイートするサイゾー新ニュースサイト「Business Journal」! 今回はそんな「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!

 ほかにも、サイゾーだから書ける“ディープ”かつ“役に立つ”以下のような記事が満載ですので、ぜひともご覧ください!

■「Business Journal」掲載記事(一部抜粋)
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河本準一出演番組提供企業「スポンサーを降りることも検討」 – Business Journal(5月29日)

post_195_20120529.jpg5月25日、会見するタレント・河本準一氏。
スーツの袖が少し長いのが愛らしい。

 先日、本サイトの記事でも取り上げた、タレント・河本準一(お笑いコンビ次長課長)の母親による生活保護費不正受給疑惑騒動が、思わぬ方向に波及している。

 そもそも事の発端は、4月12日に発売された「女性セブン」の記事であるが、この報道を受けて各メディアが追及し、ついに自民党の片山さつき参議院議員などの国会議員が、国会で取り上げる動きを見せる事態にまで発展した。

 5月25日には、河本が所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーの竹中功専務取締役、渡邊宙志吉本興業法務本部長に挟まれ、河本が”涙の”釈明会見を行った。この会見における吉本・河本サイドの主張は、

「法的に不正受給には当たらないが、道義的責任は感じる」
「芸能活動は自粛しない」

というものであったが、会見を受けても事態は収束することなく、河本を起用したCMのスポンサー企業、ならびに河本が出演するテレビ番組のスポンサー企業にまで、影響を与えている模様だ。

 民間企業としては、明確な違法行為があったわけではないにせよ、一般消費者から反感を買うような行為をしたタレントを扱うのは難しい。

 例えば、インターネット掲示板にはこれらの企業名が掲載されているが、企業側としては、そのような場所に自社名を出されるとイメージを損ないかねない。

 こうした動きを察知してか、いち早く動いたのが、河本をCMキャラクターとして起用していた本田技研工業(以下、ホンダ)だ。すでに上記会見前に、自社HPから河本の画像を削除し、ネットを中心に話題となった。

 同社広報担当者によると、「この件で多数問い合わせが来ている」という。

「『女性セブン』などの報道を受け、先月(4月)の時点で、弊社の判断で(河本を)外させて頂きました。あくまでも事実関係がわからないので、わかり次第、今後の対応を行うことになります。今後については(河本が所属する)吉本さんと協議の上、決めることになると思います」(同)

 また、今後のCMキャラクターとしての河本再起用については、「現時点では未定。吉本さんとの協議によります。さらに、今後の事態の推移を見守っていきます」とコメントした。

「なぜスポンサーを降りないのか?」と苦情殺到

 ホンダ以外にも、河本が出演するテレビ番組のスポンサー企業に、会見後、消費者から「なぜスポンサーを降りないのか?」「企業責任を問う」など、強い口調で不満をあらわにするクレームが多数寄せられているという。

 あるスポンサー企業に、今後の対応について問い合わせたところ、以下のようなコメントを得た。

「(視聴者の反感を買うだけで)広告として正常に機能しないのであれば、スポンサーを降りるなど、今後の対応を考えざるを得ない」

 この企業は、「スポンサーといえども、決して番組内容や出演タレントのキャスティングに影響を与えるほど、強く出られる立場ではない」との理由で、匿名を条件に回答をくれた。

 しかし、全国203のテレビ局/ラジオ局などの民放事業者で構成する業界団体・日本民間放送連盟(民放連)に、CMスポンサー企業の責任について問い合わせたところ、「あくまでもケースバイケースだが、番組のスポンサーになるということは、番組内容に責任を持つということ」と、厳しい見方を示した。

 とはいえ業界団体の見解とは裏腹に、別の河本出演番組のスポンサー企業によれば、おいそれとは責任を背負えない事情がある模様だ。

「確かにウチは、河本さんが出演している番組のスポンサーをしています。とはいえ、あくまでも広告代理店に言われるままに、CM枠を買っているだけ。しかも小口のスポンサーなので、とても番組内容や出演するタレントさんについて要望をいえる立場にはない。スポンサーといっても弱い立場。なので今回の件では非常に困惑しています」

河本出演番組のスポンサーは「広告が正常に機能しない」

 ここで改めて、実際に河本がレギュラー出演している『火曜サプライズ』(日本テレビ系)を提供するCMスポンサーに、見解を聞いてみよう。この番組にはCMスポンサーとして、P&G、リーブ21、小林製薬、明治安田生命が名を連ねている。上記4社は、前出のインターネット掲示板にも企業名が掲載されているが、各社に今後の対応について問い合わせたところ、各社とも、

「番組内容、ならびに出演するタレントのプライベートな問題についてまで、何か言える立場ではありません。今後の事態の推移を見守るのみです」

との回答であった。

 このほか、準レギュラーとして河本が出演している番組のCMスポンサー企業からも、おおむね同じような回答を得た。

 以上のように、まずは様子見という態度の企業が大半の模様だが、「ただ事態を静観している」わけではなさそうだ。河本が出演する、あるテレビ番組のCMスポンサー企業広報担当者は、次のように話した。

「一般の方から、『なぜスポンサーを降りないのか?』などの問い合わせがある……という事実については、テレビ局や広告代理店などの関係者のほうにお伝えするつもりです」

 別のCMスポンサー企業広報担当者も、

「さらに一般の方、消費者からの問い合わせが続き、企業イメージを損なうようであれば、それは広告が正常に機能しない状態なので、それに備えた動きを視野に、今後の対応を考えざるを得ない」

と、穏やかではないコメントをした。企業側の本音が透けて見える。
(文=秋山謙一郎/経済ジャーナリスト)

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最終更新:2018/12/07 18:29
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