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「なんで1社だけなんだ!」ズレた方向に存分な効果を発揮したメディア・スクラム

P6151140.jpg逮捕現場となった漫画喫茶。

捜査員 「高橋克也の捜査をしています。協力してください」
男 「はい。私が高橋克也です」

 こんなやりとりで、17年間の逃亡生活に終止符を打ち、オウム真理教の地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕された高橋克也容疑者。15日の午前9時過ぎ、約3時間滞在していた東京・蒲田のマンガ喫茶前で逮捕されることとなったが、その直後から、同店には報道陣が殺到した。

「第三者から『2日前にその店で見た』と通報があり、同日早朝に捜査員が急行。顔を確認したところ『似ていない』との見解だったが、アルバイト歴10年の男性店員が高橋容疑者が入店時から『怪しい』と目星をつけ、わざわざネットなどでその特徴を検索。もみあげの形で確信を持ち、同容疑者が退店の手続きを済ませてトイレに入った際に捜査員に告げ、結果、それが逮捕につながった。逮捕のニュースが流れ、店内になだれ込んで来た報道陣には店長が対応したが、お手柄を立てた男性店員は決して報道陣と接触させず、そのうち、対応できずに臨時休業にして店を閉めてしまった」(現場で取材した記者)

 店長のコメントをとったメディアはまだマシなほうで、後から同店に駆けつけたメディアはそのままではいわゆる“手ぶら”の状態。「付近に集まった住民ややじ馬は取材攻勢にさらされたが、せいぜい、同店の利用者や、同店でアルバイトしていた人間を捕まえられたぐらい」(同)。マスコミ陣はそのまま帰るわけにはいかず、たちまち同店を取り囲んでしまった。

「同店が入居しているビルのほかのテナントから『商売にならない』と苦情が殺到し、管理会社も対応に苦慮。そんな時、各メディアの怒りの火に油を注ぐ番組が放送された」(同)

 同日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)で、なんと同店内からの生中継が放送され、スタジオにいる宮根誠司アナと店内にいる中山正敏リポーターが約30分にわたって男性店員にインタビューする映像が流れたのだ。結果的には同番組の独占スクープとなったが、出し抜かれた他メディア、とくにテレビ各局の怒りは尋常ではなかったという。

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