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主婦の7割が「好きではない」本当はブームなんてなかった!? 数字で見るK-POPの実態

51grSD8l03L.jpg「KARA 1000ピース KARA in Paris 1000-302」
(エンスカイ )

 日本でのK-POPブームに陰りが見え始めたとも指摘される昨今だが、それでも新たなグループが続々と日本進出している。今年に入ってからだけでも日韓同時デビューのA-JAX、吉本興業系のレーベルから日本デビューするMYNAME(マイネーム)、さらには「K-POP最後の大物」との触れ込みで7月にデビュー予定のWonder Girls(ワンダーガールズ)など、相変わらずの「雨後のたけのこ」状態。それほどまでに日本市場はK-POPにとってオイシイのか、そして本当にK-POPは日本で売れているのか。オリコンチャートの順位から、その実態を探ってみた。

 まず、日本で人気のK-POPガールズグループといえば、なんといってもKARAと少女時代に尽きる。ブームの牽引役ともいえる存在だ。まず、前者のKARAの順位を見てみると、日本での人気の火付け役となったシングル「ミスター」が5位、同じくシングルの「ジャンピン」が5位、「ジェットコースターラブ」では堂々の1位を獲得。以降のシングルも1位こそ獲得していないが、すべてトップ3圏内にランクイン。アルバムも『ガールズトーク』と『スーパーガール』がそれぞれ2位と1位を獲得。とくに『スーパーガール』は昨年、日本で20億円を売り上げたという。

 少女時代も負けていない。シングル「GENIE」が4位、「Gee」が2位、「MR.TAXI/Run Devil Run」が2位、アルバム『GIRLS’ GENERATION』『ザ・ボーイズ』がともに2位。1位こそないが、『GIRLS’ GENERATION』はミリオン出荷を達成し29億円を売り上げた。両者ともK-POP人気の双璧をなすだけに、さすがの売れっ子ぶりである。やはり「K-POPブームの看板に偽りなし」といったところか。だが、韓国エンタメ誌の編集者は次のように指摘する。

「確かに、KARAと少女時代の売れ行きはすごい。それに東方神起も売れていますよね。でも、それだけ。ほかのグループなんて、実際には大して売れていないんですよ。たとえばBrown Eyed Girls(ブラウンアイドガールズ)なんてシングル『SIGN』が24位だし、アルバム『サウンド-G』に至っては54位という体たらく。4Minute(フォーミニッツ)にしても、シングル『WHY』の最高位17位が精いっぱいですからね。また、Secret(シークレット)や昨年華々しくデビューしたAfterSchool(アフタースクール)にしてもシングル、アルバムともに10位前後ですよ。この程度ではとてもではないが、ブームとは呼べないでしょう。とはいえ、我々も雑誌を売らなきゃいけないので、ことさら針小棒大に言い立ててブームを演出しているわけです(苦笑)」

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