『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
週刊アニメ時評 第18回
「求められるのは声優ソングばかり……」表舞台を追われたアニソン歌手の現在
2012/08/04 11:00
声優 アニソン アニメ時評
華やかな声優アイドルとは違い、このようにアニソン歌手は日々涙ぐましい地道な活動を積み重ねているのだ。アニソン界の帝王こと水木一郎も、アニソン歌手デビュー当初は悲惨な扱いに歯を食いしばりつつ、地道なドサ回りを繰り返してきたことは、彼自身がさまざまなメディアで語っている。
「子どもたちに夢を与えるアニソンをやれるなら、どんなことでもやりますよ」
そうA氏が語るように、アニソンに携わるプロたちは、今日も夢を歌に託して歌い続ける。アニソンを歌い続けることをなりわいとする彼らが正当に評価され、より多くの活躍の場が与えられることを願うばかりである。
(文=龍崎珠樹)