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自伝にステージパパの「解説と補足」が! 石川遼を悩ませる、父・勝美氏の“毒親”ぶり

ryoishikawa0829.jpgスランプの原因はやっぱりパパ?

 先日、アメリカツアーを終えて帰国したプロゴルファーの石川遼。“特別招待枠”で出場したマスターズや、ギリギリで出場枠に滑り込んだ全米オープンといったビッグタイトルは予選落ち。久々の国内復帰となったVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントでも74位タイでまたしても予選敗退と、不調が続いている。

 昨年からは、ずっとコーチを務めてきた父・勝美氏以外に、初めてプロコーチの佐々木孝則氏がツアーに帯同。4月に発表した、交際中の中学時代の同級生との婚約もあり、「親離れがきっかけになって、スランプから抜け出せるのでは」という見方もあった。しかし、最近では「実は、まだ親離れができていない」という声が上がっているのだ。

 現に、7月末に発売された『石川遼自伝 僕の歩いてきた道』(講談社)には、その“父子密着”ぶりが表れている。

 この本では、遼自身が少年時代から現在にいたるまでを振り返っているのだが、日曜の夕方は家族そろって『笑点』(日本テレビ系)を鑑賞し、謎かけを行って“発言力”を磨いたり、高校1年のときにプロ転向を父に宣言すると、「スポンサー企業の年輩の方々をおまえがご接待できるのか? 遼は日経平均って分かるか? 説明できないだろ(後略)」と言われ、その後一週間かけて日経平均を勉強するなど、中には凡人には真似できない石川家のオリジナリティあふれる教育法も。しかし、遼は「将来、何を目指すにしても一流にならなければ意味がない」と教育を施してきた父に対する感謝を綿々と綴る。さらに、感謝を超えて、まるで“フォロー”するような言葉も目立つのだ。

 例えば、「僕だって、父の意見に反発したこともあった。それは刃向ったというよりは、父の意見が正確すぎて、僕に言い返す余地がまるでないことが気にくわなかっただけだ」と、いたって普通の反抗期についても自分の非を認め、「断言できるのは、父が僕のゴルフの才能に賭けていたわけではないことだ」と、父に過度な期待があったわけではないと言い切っている。以前、「遼で飯食ってんだから、余計なことを書いたらどうなるかわかってるんだろうな」というマスコミに対する勝美氏の発言が報道されたことがあったが、遼が書く勝美氏は、そういったマスコミで語られる“息子を支配しようとする父親像”を否定するような内容である。

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