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「ノーパンで出社できないか?」盗撮の元IBM社長に“セクハラ前科”の証言も……

四ツ谷駅

 女性の味方だったはずの“財界の超大物”が盗撮とはビックリだ。

 日本IBMの元社長、大歳卓麻氏が8月22日の朝、東京・四ツ谷駅のエスカレーターでiPod内蔵のカメラを使い、女性のスカート内を盗撮したとする容疑を認めたため、警視庁は近く書類送検する見通しだ。

 63歳の大歳氏は三菱UFJフィナンシャル・グループ、明治安田生命保険、カルビー、TOTO、花王の5社で社外取締役を務めており、総務相の諮問機関・情報通信審議会の会長という肩書を持つ人物。いずれも今回の件を機に辞任しているが、これまで同氏は特に女性が社会で働くことを熱心に応援してきた人物だった。

 犯行当日も大歳氏は富山県で、女性管理職の割合が全国平均を下回っていることから女性の活躍推進をテーマにしたシンポジウムに講師として出席する道中であり、主催の富山県女性財団の関係者もこれには「信じられない」と絶句している。

 4年前にはIBMの女性技術者180人を前にスピーチ。同社が女性の働きやすい職場で2位に選ばれたことを自慢しつつ「今後もさらに力を入れたい」と熱弁、女性たちから猛烈な拍手で歓迎を受けていた。雑誌のインタビューでも女性社員活用に触れることが多く、IBMの米国本社で女性社長が誕生したときは「女性だからなったわけではなく、ふさわしい人材だから社長になったという納得感があります」と話していた。

 ただ、一方でそうした姿勢は“無類の女好き”が根底にあると陰口を叩かれることもあった。大歳氏のもとで約5年間、仕事をしていた経験のある40代女性は「最初は男女平等に熱心な素晴らしい方だと思ったんですが、それを女性の口説き文句に使うようなところも見え始めてイメージが変わった」と打ち明けている。

「女性を集めた会合を作っては好みの女性を物色、接触していたという噂が女性社員の間でもささやかれていて、盗撮趣味のせいなのか“ノーパンで出社できないかと持ちかけられた”と言って辞めた女性がいた」(同)

 現在、社内では女性社員たちの間で「社内で盗撮されたりしていたかもしれない?」という不安の声まで飛び交っている状況だが、さすがは超大物。東京都迷惑防止条例違反容疑で取り調べを受けていても、30日までこの件が報じられることはなく、大歳氏が各役職を辞任したのも報道があってからだった。大歳氏をインタビューしたことのある経済紙記者は「カリスマティックな人物で、以前から広告代理店の役員らにも顔が利いていた。できれば表に出ないようにと、メディアコントロールを試みていたのではないか」と話している。

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