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怒号ひしめく『RINGS/THE OUTSIDER 合同大会』やっぱり“不良”はおっかねえ!!

“キング・オブ・アウトサイダー 格闘彫師”
 吉永啓之輔(29歳・栃木)
      VS
 “大阪枚方のストリート・キングホーク”
 鷹亜希(26歳・大阪)

378A2241.jpgもはやアウトサイダーの象徴ともいえる吉永の“背中”

 空手出身の鷹亜希は2年前、吉永のジムに“道場破り”を仕掛け、返り討ちに遭ったことがある(記事参照=https://www.cyzo.com/2010/12/post_6189.html)。以来、総合格闘技のトレーニングを始め、アウトサイダーで3戦3勝の快進撃。このほどようやく、吉永と対戦するチャンスを得た。

 試合前、鷹亜希にインタビュー。

──ついにこの日が来ましたね。

「吉永選手が『鷹亜希だったらやってもいい』と言ってくれて実現したカード。ただ、本来の階級は向こうのほうが上。吉永選手は70キロ選手で、僕は65キロ選手なので、体重交渉したんですよ。『間取って68キロとかでどうですか?』と。でも向こうは『70以下でやる気はない』と。そんなん言われたら僕も腹立つんで、『ほな、70でええわ』と」

──道場破りの際には子供扱いされたそうですが、その後、鷹亜希さんも成長していますよね。今日の勝算は?

「パンチが当たったら倒せると思う。今日は大阪人らしく、シンプルにシバキ倒しますよ。寝技になったら祈っといてください」

378A2238.jpg打ち合いに活路を見出したい鷹亜希だったが……

 試合は寝技の展開にはならず、終始スタンドの打撃戦に。ただ、吉永のワンサイドゲームだった。打撃の威力、正確性ともに勝る吉永が、時にはノーガードで挑発する余裕を見せつつ、鷹亜希から2度のダウンを奪って圧勝。

378A2349.jpg膝蹴りの連打でダウンを奪い、さらに襲い掛かる吉永。
直後にレフェリーが割って入り、試合終了が告げられた。

 そして試合終了のゴングが鳴った直後に、トラブルが起きた。原因は不明だが、鷹亜希とセコンドが激怒。両陣営が乱闘寸前の揉み合いになったのだ。前田日明、村上和成、エンセン井上らが割って入り、ひとまず事態は沈静化。吉永は「納得いくまで2人で話しましょう。間に誰も入らないでください」とマイクアピールし、リングを下りた。

378A2385.jpg場内騒然! リング上には選手・スタッフたちの怒号がひしめいた。怖い!

 その後の2人の動きを追う──。

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