日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 倖田來未の冒涜は販売戦略?
人気低下は目を覆うばかり……

オザケンなどカバーで物議の倖田來未に、エイベックスが“炎上マーケティング”を仕掛けたワケ

51WsFRl7mVL._SL500_AA300_.jpg『Color The Cover』(rhythm zone)

 倖田來未が2月27日に発売するカバーアルバム『Color The Cover』の内容が物議を醸している。先行公開された小沢健二のカバー「ラブリー」のミュージックビデオに対し、小沢ファンを中心に「原曲の冒涜だ」と非難の声が巻き上がって話題を呼んだが、さらに火種はあるという。

「今回のカバーアルバムは、故hideやUA、山崎まさよし、エレファントカシマシなど熱心なファンを抱える歌手の楽曲を“あえて”取り上げているのが特徴です。原曲のファンは倖田のイメージをよしとしない人が多いため、早くも反発の声を上げている。一番反発が強そうな小沢健二の曲を大々的にビデオで公開しているところから見ても、これは“炎上マーケティング”の一種と見ていいでしょう」(レコード会社関係者)

 倖田は続く3月20日に、ライブDVDやリミックスCDなど9タイトルを同時に発売するという。話題を振りまきつつ、大量リリースへとつなげる倖田サイドの戦略とはなんなのか?

「所属するエイベックスの、年度末(3月末日)の決算対策と見て間違いありません。同社は動画配信や映像関連事業が好調で、株価も上昇中ですが、音楽関連事業の落ち込みは続いています。中でも浜崎あゆみと倖田の人気低下ぶりは目を覆うばかりで、売り上げ収入が投下した広告費とまったく見合っていない。株主からは今後、音楽事業の収益力強化のためのリストラが求められることも予想されており、社内での立場が低下している音楽制作の現場でも、数字面の結果を出す必要に迫られているのです」(同)

 ビジネス的にも崖っぷちに立たされた形の倖田だが、カバーの仕上がりには好意的な声も多い。「米米CLUBや小沢健二のカバーは原曲を上回る仕上がり。声の低音域に厚みが増し、日本では珍しいタイプのR&Bシンガーとなりつつある」(音楽雑誌編集者)との評価もあり、音楽活動そのものは順調のようだ。ならば、過大なプレッシャーにさらされる大会社を去り、小さなレコード会社でのんびり活動するという道もあるのでは――。

「彼女がエイベックスから離れる選択肢はないでしょうね。同じくエイベックス所属の結婚相手である『BACK-ON』KENJI03も売れているとは言い難い中、松浦勝人社長は倖田ファミリーを持ち前の“男気”で養っていこうと考えているようです。その恩に報いるためにも、倖田は一定の結果を出す必要がある。これからも刺激的な企画に登場したり、裸同然の衣装で元気に歌っていくはずです」(前出・関係者)

 まずは、年度末のリリースラッシュで、どんな結果が出るか。それによって倖田の同社での“待遇”も見えてきそうだ。
(文=市場葵)

最終更新:2013/02/25 13:46
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