『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
嵐ツアーのチケット争奪戦に心配の声……解決の鍵は“価格の弾力化”にあり?
2013/12/14 09:00
リアルサウンド
果たして、このような状況を打開する策はあるのか? コンサート事業に詳しい音楽雑誌の編集者は次のように語る。
「人気のある公演のチケットが取れないのは昔から変わらないことなので、明快にこうすれば良い、という手だてがあるわけではありません。しかし、海外のコンサートのように、運営側がチケットの価格に差を付けるというのはひとつの手でしょう。プラチナチケットに関しては、初めからオークション形式にするなどして価格に弾力性を持たせれば、市場原理が働き、チケットが発売後に急に売り切れになったりする傾向が緩和される可能性があります。また、ダフ屋行為も確実に減っていくと思われます。もちろん、お手頃な価格で多くのファンに平等に観て貰いたいというアーティストも多いでしょうから、一概に良いとは言えないことですが……」
CDが売れなくなり、人々が「音楽そのもの」よりもライブという「体験」にお金を払うようになったといわれる昨今。従来とは異なるチケットの販売方法も必要なのかもしれない。
(文=椎名ゆい)
最終更新:2013/12/14 09:00