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エロいおシゴト 第1回

「緊縛は、粘膜を使わない脳みそのセックス」元レースクイーンが語る【女流緊縛師】というおシゴト

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男の妄想と性欲を掻き立てる、知られざるエロいおシゴトの世界――。

 日本が生んだ究極のエロス「緊縛」。縛られ、吊るされる人々からはエロスとともに、美しさすら漂ってくる! このフェティシズムの極北で活躍しているのが、女性緊縛師の結月里奈ちゃんだ。いったい、女流緊縛師の生活とはどのようなものなのだろうか? 緊縛に対する思いや、気になるお金の面など、さまざまな角度から、この特殊な世界について語ってもらった。

 里奈ちゃんが緊縛師としてデビューをしたのは、およそ3年前。もともとレースクイーンやセクシータレントとして活動していたが、レースクイーン友達がSMバーのママとして働くようになり、そこに遊びに行ったことがきっかけだとか。

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「最初は、お客さんとして遊んでたんです。女王様の衣装を着て、ムチを振ったりしながら楽しんでいましたね」

 もともと、SMのような「変わったこと」が大好きだったという里奈ちゃん。中学生の頃にはSM雑誌を立ち読みしたり、高校生の頃にはSMバーに侵入しようとして門前払いを食らうなど、早熟すぎる女の子だった。そんな彼女が、満を持してSMバーの門を叩いたのだから、その適性は抜群! あっという間に店にスカウトされて、店員として働くようになった。しかし、それでもまだ縄を手にしたわけではない。

「縄は難しいから無理だと思ってたんです。でも、縄の授業を受けてみたら『やばい! 面白すぎ!!』とハマってしまいました。料理とかお花とかの習い事をしたいなと思っていたんですが……。どうも、間違っちゃいましたね~」

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 この初授業からすっかり縄の魅力にとらわれてしまった里奈ちゃんは、緊縛師の先生に弟子入りし、さまざまな縛りを教わりながら、ショーやイベント、個人調教などの場で、縄奴隷たちを縛りまくって技術を向上させていった。では、仕事としてそのやりがいは、どんな部分にあるのだろうか?

「相手が気持ちよくなってくれるのが、何よりもうれしいんです。縛り終わると、縄奴隷たちはエステやお風呂あがりみたいに、毒が抜けたような顔になります。デトックスみたいなものですよね。縛る側としての楽しさは“手マン”と同じだと思います。手マンやクンニも、自分の性器が気持ちいいわけじゃないですが、相手の気持ちよさそうな姿を見ると、しているほうも気持ちよくなってしまう。それと一緒です。緊縛とは、粘膜を使わない『脳みそのセックス』なんです!」

 緊縛の世界について、ほとんど知識のない人は「縛られれば気持ちよくなるもの」と考えがち。けれども、それは「挿入すれば気持ちよくなるんでしょ?」と考える童貞クンと一緒だ。里奈ちゃんによれば、緊縛もまた、そのように安易な世界ではない。

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