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「日本をパクって、日本語だから放送できない」CRAYON POPの迷走に見るK-POP界の自己矛盾

crayon.jpg【クレヨンポップ】CRAYON POP日本公式オフィシャルサイト

 K-POPガールズグループCRAYON POP(クレヨンポップ)の新曲「オイ」(原題)が、歌詞に日本語的な表現があるとして韓国テレビ局KBSから放送不適合と判定されたと、韓国の通信社の聯合ニュースが伝えている。


「KBSは正式名称が『韓国放送公社』という公営放送局。そのため楽曲が同局で放送できるかどうか、審議が行われるのですが、クレヨンポップの新曲がこれに引っかかったわけです。日本語の“ピカピカ”のピカを入れた『ピカポンチョク』という表現が問題になったそうです」(韓国エンタメ誌編集者)

 クレヨンポップは、2012年に韓国でデビュー。デビュー前から日本でのイベント活動に力を入れており、デビュー直後の8月には東京でファンミーティングを開催している。セクシーなダンスパフォーマンスが売りの他のK-POPガールズグループとは一線を画しており、どちらかというと日本のアイドルのあり方に近く、独特なダンスの振り付けと衣装が毎回話題となっている。

 今回の放送不適合の判定を受け、クレヨンポップの所属事務所関係者は歌詞を「ポンチョクポンチョク(ピカピカの韓国語)」に修正し、直ちに再審議を申し入れたとしている。

「自分たちの音楽は猛烈に日本へ売り込んでくるくせに、“ピカ”という言葉一つ放送できないとは……。よく韓国側の関係者はK-POPを通して日韓の文化的交流を口にしますが、“文化的不均衡”というしかありません。あきれて物が言えません」(前出・編集者)

 ネット掲示板にも「日本の政治家はこういうこと知ってるのか?」「日本も韓国語は放送禁止でいいだろ」「マジなんか、あんだけ日本に来てるのにな」「こういうことを日本人は知るべきだ。やってることの異常性をこれ以上許すな」などとブーイング。

「歌詞の一部の日本語的表現を問題にするのなら、そもそもクレヨンポップ自体に問題があるのでは」と、前出の編集者は指摘する。実は、クレヨンポップは“日本”をパクっていると、過去に問題になったことがある。

「まず、衣装やコンセプトが、ももいろクローバーZに酷似していますよね。これは、至るところで指摘されています。また、昨年12月に発売した『Lonlely Christmas』のイントロが人気アニメ『ルパン三世』のそれをパクったと非難もされました。つまり、歌詞の一部の日本語表現がどうこういう前に、クレヨンポップは存在そのものが日本的なイメージなわけですよ。そこは放送に乗せていいのかよ、と(笑)。ずいぶん勝手な話です」(同)

 画一的な個性のダンスグループが日本人に飽きられていると見て、付け焼き刃的に日本のアイドルをパクってはみたものの、トラブルばかりが続出。そんな小手先の対策では、K-POPブームの凋落に歯止めがかからないことを韓国の関係者らは知るべきだろう。

最終更新:2014/04/06 08:00
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