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宿敵巨人を「3タテ」も、阪神の心配はやはり和田監督の“迷采配”か……

wada0414.jpg『猛虎復活』(宝島社)

 プロ野球・阪神は13日、本拠地・甲子園で巨人相手に延長10回、関本賢太郎のサヨナラ打で5連勝。宿敵相手に3タテを達成した。劇的な勝利を見守った4万6,000人の観衆は虎の白星に酔いしれたが、その裏では和田豊監督の「迷采配」の行く末を心配する声が続出している。

 この日は前回、開幕3戦目で大炎上した先発の左腕・榎田大樹が7回1アウトまで投げて1失点と踏ん張った。打線は巨人先発・大竹寛の前に4安打と抑え込まれたが、少ないチャンスを生かしつつ、最後は中継ぎの山口鉄也を攻めて、見事勝利を収めた。

 試合後、和田監督は「とっておきのとっておき(の代打・関本に)1本が出た!」と、手放しで喜んだ。さらに、「榎田の復調は大きいよ。よく1失点でしのいでくれたし(7回まで投げたので)中継ぎをポンポンと出せた。まだ(対戦相手が)ひと回りしていないけど、今年はこうやって戦うってことができたと思うね」と、接戦をモノにした勝利から、チームに力がついていきていることを実感したようだ。だが、その裏では「迷采配でよく負けなかった……」と、口にする関係者が多かったという。

「実は先制した5回、1点取ってなおも1アウト1、2塁の場面で打席には榎田。次の1番・上本はリーグ3位の打撃成績を残しており、三振させて次の回のピッチングに専念させるか、バントで2、3塁にさせるべき。なのに、ランナーも動かさず2ストライクと追い込まれてショートゴロの併殺打。もったいない攻撃をしていた。7回には、ランナー1塁で細かい野球が苦手な新井良太にバントを命じ、これもたまたま成功はさせたものの、失敗したら大ブーイングだった。状況に応じた采配がまだできていないということ。3タテで“勝てば官軍”というノリはいいけど、このままではいずれ失速しますよ」(スポーツ紙プロ野球デスク)

 15日からは、マツダスタジアムで首位の広島との3連戦が控えており、その次のヤクルト戦(甲子園)では左腕・岩田稔の登板が濃厚。文字通り、今年の和田阪神にとって最初の「勝負の分かれ目」になるだけに、ナインもチーム関係者も「迷采配」からの脱却に、しばらくはヒヤヒヤしながら戦う日々となりそうだ。

最終更新:2014/04/14 12:00
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