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市川由依の大胆濡れ場で話題沸騰中『海を感じる時』 行きずりの男とのSMプレイも……

in_main1.jpg(c)2014「海を感じる時」製作委員会

 今週取り上げる最新映画は、スペースアドベンチャーにスーパーヒーローものの要素をミックスしたハリウッド製アクション大作と、30数年前に現役女子高生が多感な少女期の性を描いて「文学上の事件」と評された純文学の映像化作品。まるでタイプの異なる2本だが、どちらも70年代から80年代の雰囲気を伝えているというささやかな共通点もある(ともに公開中)。


 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2D・3D上映)は、見た目も性格もてんでバラバラな地球人とエイリアン4人の脱獄仲間が、銀河滅亡の危機に立ち向かう姿を描くマーベルコミックの映画化作品。9歳の時に庭先で宇宙船に拉致されたピーターは20年後、秘宝を求めて惑星間を渡り歩くトレジャーハンターになっていた。ある惑星で謎の球体「オーブ」を盗み出したピーターだったが、その球体は銀河を滅亡させる力を宿したパワーストーンであることが判明。さらに、宇宙の凶悪犯たちを収容する刑務所に投獄されてしまったピーターは、そこで一緒になったロケット、グルート、ガモーラ、ドラックスと協力して脱獄する。オーブを手に入れて宇宙を支配しようとする「闇の存在」がピーターらに迫った時、5人は“銀河の守護者たち”として命がけで戦う覚悟を決める。

 同じくマーベルの『アベンジャーズ』をはじめ、特殊能力を持つ個性豊かなキャラたちがチームを組んで悪と戦うストーリーは数あれど、メンバーに毒舌のアライグマ=ロケットと、“歩く木”=グルートを含む、まるで統一感のない顔ぶれがまずユニーク。『アバター』で青い異星人を演じたゾーイ・サルダナは今回、緑の肌の暗殺者ガモーラをクールに演じた。クリス・プラット演じる主人公が、80年代に誘拐された際に携帯していたウォークマンで当時のミックステープを大人になっても愛聴しているという設定があり、70~80年代のヒット曲の数々がBGMとしても流れてレトロなムードを演出。最新の映像技術が使われているのに、どこか往年のSF冒険映画のような懐かしさを感じさせてくれる。監督のジェームズ・ガンは、宇宙生命体に人間が浸食されるSFホラー『スリザー』、なりきりヒーローの奮闘と悲哀を描くブラックコメディ『スーパー!』など、ジャンル映画を踏まえつつも個性的なひねりを加えるのがうまい映像作家。本作もまた、スペクタクルなスペースアドベンチャーに新鮮なサプライズと笑いと感動を盛り込んだ、幅広い世代が楽しめる1本となっている。

 『海を感じる時』(R15+/配給・宣伝:ファントム・フィルム)は、1978年に現役女子高生が性を描いて話題を呼んだ中沢けいの文壇デビュー作を、安藤尋監督、市川由依主演で映画化した作品。高校1年生の恵美子(市川)は、授業をさぼって新聞部の部室にいると、3年生の先輩・洋(池松壮亮)から突然キスを迫られ、受け入れてしまう。恵美子は「前から好きだった」と告白するが、洋は「女の人の体に興味があっただけ。君じゃなくてもよかった」とつれない。それでも洋を追い求めて体を差し出し、何度も関係を重ねる恵美子。やがて洋は進学のため上京し、恵美子も後を追って東京の花屋に就職する。

 市川由衣が28歳にして初のヌードに挑戦したことが大きな話題の本作。骨格が浮き出るような細身の肉体をさらし、池松壮亮との濃密なベッドシーンや、行きずりの男とのSMプレイなどを大胆に演じ切った。出演作がめじろ押しの新進俳優・池松も、一昔前の文学青年を思わせる複雑で繊細な役どころを好演。世間から理解されない特別な愛のかたちを通じて、少女が女へ、少年が男へと成長する過程と結末を、観客の多くは祈り見守るような気持ちで追うことになりそうだ。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』作品情報
<http://eiga.com/movie/77789/>

『海を感じる時』作品情報
<http://eiga.com/movie/80183/>

最終更新:2014/09/13 15:00
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