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孝行娘か、愛人志望か……21歳女が“公開身売り”「4,000万円貸してくれたら半生捧げます」

miuri001wbbこれが“身売り”を申し出た樊師貝さん。絶世の美女ではないが、ルックスは悪くない

 なんと親孝行な娘だろう。四川省に住む21歳の女性が、両親が住むための不動産を買うため、無利息で200万元(約4,000万円)貸してくれる人をネット上で募集して話題となっている。さらに、その女性が提示した「返済に関する約束」に騒然となった。

 そこには「15年以内に元金と利息を支払うことを約束し、それまでの私の半生はあなたに捧げます。加えて、私が稼いで作り出した財産はすべてあなたのものです」と書かれていたからだ。この一件を報じた新聞記者の取材に対し、彼女は友達に頼んで大手ネット掲示板にこの募集を投稿し、自らの意志で行っていると話した。

 彼女は1993年、四川省宜賓市の農村部で生まれた。父親は今年67歳で、両親ともに農業に従事していたという。2人の兄がいるが、どちらも30歳を超えてまだニートだ。14歳の時に家族で隣町の瀘州市に引っ越し、父親はテナントを借りて飲食店を始めた。そのテナントは住居を兼ねており、狭いスペースで家族5人がひしめき合って暮らしていたという。「貧しかったけど、温かい家庭で育った。両親は、生活のすべてを私たち3人に費やしてくれた」と、彼女は話す。

 月日が流れ、3人は成長したが、2人の兄が家の支えになることはなく、現在まで家に引きこもっている。それだけならまだしも、なんと兄のうちひとりはすでに結婚しており、60過ぎの父親が兄の家庭まで養っているというのだ。このことから、彼女は両親に幸せな晩年を送ってほしいと心から願うようになった。

miuri002wbb自ら投稿したポートレート。愛人志願と勘違いされてもおかしくない

 彼女は地元の大学を卒業後、2014年に旅行ガイドの資格を取得。「中国語の旅行ガイドでも1年で20万元(約400万円)ほど稼げる。専属のツアーガイドになれれば、場合によっては100万元稼ぐこともできる」と同僚から聞き、彼女はさっそく皮算用を始めた。だが、家の頭金が20万元、終身社会保険が40万元、加えて部屋の内装や家電の購入などで20万元。合計で約80万元が必要になり、うまくいっても最低4年はかかることがわかった。

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