日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 「ツンデレ」ゴールドシップ伝説

かわいいのは顔だけ! 「芦毛のツンデレ」ゴールドシップのラストランはどうなる!?

 翌年も天皇賞・春では出遅れもあって完敗、ところが宝塚記念では圧勝劇を演じて史上初の連覇を達成。秋は凱旋門賞に出走して見せ場なく惨敗したが、有馬記念ではしぶとく3着にねばるなど意地は見せた。

 6歳になると、そのムチャクチャっぷりは手に負えなくなる。過去惨敗している天皇賞・春では、長時間ゲートを嫌がって「今年もだめか」と思わせつつ最後の最後に伸びて初制覇。これは今年の主役! とファンは思ったかもしれないが、3連覇を狙い大の得意コースである宝塚記念では、歴史に残る「大出遅れ」を演じて15着に敗戦。秋はジャパンカップから復帰し、やる気を出したかと思わせつつ結局伸びないという妙なレースぶりで10着だった。

 ファンの思惑をわかっているかのように、常に“逆目”をつくゴールドシップ。可愛らしい顔立ちからは想像できないほど気難しい馬であり、騎手が無理な命令をすれば走るのをやめてしまうほど。他の馬への威嚇もしょっちゅうで、ウィニングランを拒否したり、遊んで人のシャツをやぶいたりとやりたい放題だ。自分の固い意志をもち、逆に非常に頭のいい馬、という評価もある。

 彼の父であるステイゴールド、血統の4分の3が同じであるオルフェーヴルもまた、激しい気性と底知れぬ爆発力で人気を博した。ゴールドシップもまた、闘志を燃やした際の爆発力の一端が普段から出てしまっているのかもしれない。

 馬券ファンとしては、常に取捨選択の最後のピースになるゴールドシップ。果たしてラストランは何をやってくれるのか。引退の花道となる勝利も見たいが、「これぞゴールドシップ」というトンデモ行動を見せて、最後までファンを笑顔にしてほしい。

最終更新:2015/12/11 22:30
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真