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紅白戦でボコボコも……日ハム・斎藤佑樹投手が持つ「今年引退」でも大丈夫な“才能”とは

saitouyuuki0216.jpg北海道日本ハムファイターズ公式サイト

 かつて甲子園を沸かせた……などと言うと、今はどうしても清原和博を思い浮かべてしまう人も多いかもしれないが、同じ言葉がしっくりきてしまう現役プロ野球選手が存在する。北海道日本ハムファイターズ所属・斎藤佑樹投手だ。

 14日(日本時間15日)、米アリゾナ州ピオリアで行われた紅白戦で白組の先発投手として登板した斎藤。今季2度目の実戦登板だったが、初回に5安打4失点と打ち込まれてしまった。お世辞にも結果を残せたとは言い難い。

 前回の初登板でも3回3失点とマイナスイメージな結果となった斎藤だが、この日も状況は好転することはなかった。高卒新人ならまだしも、すでにプロ6年目。毎年、ローテーション候補として名前が挙がる斎藤としては、さすがに言い訳がきかないレベルの打ち込まれ方だ。

 2013年からは2軍と1軍を行ったり来たり(ほとんど2軍のイメージだが)。1軍に上がればボコボコに打たれて降板という姿をもう何度となく見せられてきた。6年目の今年もその流れを払拭できないスタートに、ネット上では「もう引退しろよ」「監督もはっきり言ってやってくれ」「痛々しい」という声。これまで斎藤は「カイエン青山(テレビで青山のポルシェに心奪われた発言をしたことでできたあだ名)」などとネット上ではからかわれてきたが、もはや同情の眼差しに変わりつつあるレベルのようだ。

 ここまで斎藤が落ち込んでしまった理由は諸説ある。甲子園優勝でスターになり天狗のまま大学生活を送ってしまったこと、ケガ、ダルビッシュ有(以前)など先輩の意見を聞かない、練習嫌い疑惑、身体が硬いなど、様々な要因が叫ばれているが、最も多いのは「そもそもプロ野球選手の器ではなかった」というものだ。

 身長も小さく華奢な体系で体重も増えづらい。球速も変化球もイマイチで怖がられる武器がないなど、「器がない」と断じられれば確かにそれまでである。プロ野球選手として「潮時」と表現されるのも仕方がないのかもしれない。

 ただ、である。斎藤には他の選手にはない圧倒的な“才能”があるのをご存知だろうか。残念ながら、それは野球ではないのだが……。

「14日の大乱調後、斎藤は取材に『完璧に打たれたのはレアードだけ。あとちょっとなんです』と発言。この『あとちょっとなんです』を各マスコミはこぞって記事タイトルなどに使いました。これまでも斎藤は、マスコミが食いつきやすいようなワードを公の場で連発しています。12年に開幕投手で完投勝利した際の『今は持ってるではなく背負ってます』は話題になりました。他にも『(3回9失点)コントロールを見直す。球速や球威はシーズンを通して上げていけばいい』『(4回KO)変化球に頼りすぎた。自分としては内野の間を抜ける当たりに関しては良しとしている』『(2軍戦5回4失点)とりあえず収穫』など、どんなに打ち込まれてもポジティブな発言を連発。それがまたキャッチーなワードで、マスコミに苦笑されながら記事にされ、それが原因でますますいじられてしまったという部分がある。言葉遊びのセンスはなかなかですよ(笑)」(記者)

 なるほど、野球の御意見番・張本勲氏は斎藤について「一流商社にでも入るべき」と以前語っていたが、もしかすると広告代理店でコピーライターをやるのが一番よかったりして……。

最終更新:2016/02/16 23:00
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