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テレビウォッチャー・てれびのスキマの「テレビ裏ガイド」第120回

もはやアスリート? 『炎の体育会TV』で見せる芸人・オードリー春日の本懐

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 オードリーの春日俊彰が、またやってくれた。

『炎の体育会TV』(TBS系)でフィン水泳に挑戦し、昨年に続き、見事マスターズ日本代表に選出されたのだ。昨年は、世界大会に出場し、4×100メートル・サーフィスリレーで銅メダルを獲得し、大きな話題になった。フィン水泳だけではない。ボディビルでは、東京オープンボディビル選手権大会に出場し、決勝進出。5位入賞を果たした。

 スポーツだけでもない。つい先日は『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で提供された椅子を壊すという“事件”を起こし、ニュースになったばかり。昨年7月には『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でMVSを獲得。トークが苦手というイメージを払拭すると、11月に大喜利イベント「ダイナマイト関西」に出場。1年を通して行われていた事務所対抗の団体戦・準決勝に「ミスターK」として副将で登場すると、大久保佳代子ら人力舎の実力派芸人たちを次々と破り、3人抜きを達成。今年1月に行われた決勝でも活躍し、並み居る事務所を抑え、ケイダッシュステージ優勝の原動力のひとりとなり、それまで目立たなかった大喜利の実力をまざまざと見せつけた。

 まさに春日が動けば、そこにニュースが生まれる状態だ。若林も『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の中で、2015年の春日は、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)準優勝後ブームとなった2009年を上回る、「キャリアハイ」だったと評している。

 現在もフィン水泳とボディビルを並行してトレーニングを続け、さらにレスリングにも挑戦中だ。ある日のスケジュールを見てみると、日中、ボディビルのトレーニングを2時間半、レスリングの練習を2時間半、その後、番組収録を挟み、夜中にフィン水泳を2時間。1日7時間もの時間をトレーニングに費やしている。もはやお笑い芸人のスケジュールではない。

 思い起こせば春日は、「漫才」よりも先にスポーツ系の企画でテレビに出始めた芸人だ。
最初は『Qさま!!』(テレビ朝日系)の「芸能界潜水選手権」だった。無呼吸で何メートル泳げるかを競う競技で、90メートルという日本男子歴代4位(当時)の記録を叩き出した。それに味を占めた事務所のスタッフが「体力系いけるんじゃない?」と提案したのが、「K-1」への挑戦だ。

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