日刊サイゾー トップ > 芸能 > テレビ  > フジ『27時間テレビ』大劣化の歴史

フジテレビ『27時間テレビ』大劣化の歴史……「内輪ウケ」構造の限界がきている!

fuji0627

 毎年夏の恒例行事となっている『FNSの日』(フジテレビ系)が、7月23~24日に放送される。今年は『FNS27時間テレビフェスティバル!』をテーマに、明石家さんま、SMAP・中居正広、ネプチューン、坂上忍らがリレー方式で番組をつなぐ。当初、報じられていたウッチャンナンチャンの総合司会は実現しなかった。

 毎年、クオリティの低下や、最低視聴率の更新ばかりが話題となる同番組であるが、放送開始当初は40%近い瞬間最高視聴率を記録するオバケ番組だった。1978年に放送を開始した日本テレビの『24時間テレビ』に遅れること10年目、87年にスタートしたフジテレビの『FNSの日』だが、“アンチ日テレ”“アンチ感動路線”の旗色も鮮明だった。

「第1回放送は、タモリさんと明石家さんまさんを総合司会に据え、当時はフジテレビアナウンサーだった逸見政孝が進行を務めています。番組放送中に募金箱が届き、タモリさんが『この番組はチャリティでありません』と苦笑する場面も。さらに別の放送年では、ビートたけしさんが本家24時間テレビを意識して『愛は地球を救わない』といった放言を放つこともあったようです」(放送作家)

 番組の放送時間は当初は23~25時間だったが、96年に10周年として30時間放送が行われ、翌97年に初の27時間放送が行われる。この年は、フジテレビがお台場に移転して初めての放送年。ダウンタウンが総合司会を務めるも、台風襲来によりナゴヤドームの巨人戦が中止。巨大な屋外セットを使ってのファミコン大会は、仮設テント内での開催を余儀なくされた。

 これ以降、放送時間は若干増減するものの、27時間放送が最も多くなる。なぜ、この時間が定着したのだろうか?

「ライバルの日テレより長く放送しようという意図もあるでしょうが、フジテレビを除いた地方局のFNSの加盟数が27局という点も意識されているでしょう。『27時間テレビ』では地方局による中継や、アナウンサーのキャラクターが強調されているように、もとはフジテレビの系列局を挙げての年の一度のお祭りの意味合いが強い。同番組に向けられる批判である“内輪受け”要素が強まってしまうのは、必然といえるかもしれません」(同)

 かつてのとんねるずに代表されるように、マスコミ業界人による内輪受けの笑いに、一定の魅力があったのは確かだ。ただ、番組の放送が始まった80年代ならばともかく、今の時代、内輪ネタを見せられても笑えないし、憧れもしないというのが視聴者の本音だろう。
(文=平田宏利)

最終更新:2016/06/27 11:17

フジテレビ『27時間テレビ』大劣化の歴史……「内輪ウケ」構造の限界がきている!のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

イチオシ企画

[月刊サイゾー×LINE LIVE]誌面掲載争奪オーディション結果発表

人気ライブ配信アプリと「月刊サイゾー」がコラボするオーディション企画開催中!
写真
人気連載

Aマッソ加納「新しいお笑いをやりたくてこの番組やってんのよ」…裏切りのオチ

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週...…
写真
インタビュー

高畑勲、宮崎駿も闘った東映動画労使対立の真相

毎年夏の恒例行事となっている『FNSの日』(フジテレビ系)が、7月23~24日に放送され...
写真