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中居正広「アイドルも恋愛自由」と開き直る風潮に苦言…後輩への「愛のムチ」か

中居正広

 元SMAPの中居正広が、昨今の「アイドルだって恋愛は自由」という風潮に苦言を呈した。昨年からSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の所属タレントにスキャンダルが続発していることもあり、ファンから「よく言ってくれた!」と感謝の声が相次いでいる。

 中居と嵐の二宮和也が司会を務めるバラエティ番組『だれかtoなかい』の10日の放送では、KinKi Kidsの堂本光一とSexy Zoneの佐藤勝利がゲストとして登場。4世代のアイドル4人による豪華なトークが展開された。

 「アイドルの掟とルール」に関する話題になると、中居は「僕はルールがあったほうがいいと思ってるんですよ」と切り出し、「プロダクションとタレントの関係性というのが上下とか分からないけど、やっぱり怖い人がいたほうがいいし、厳しい人がいたほうがいいし。たとえば週刊誌に撮られたら『何やってんだ、お前!』って言う人がいないといけない」と持論を述べた。

 さらに、中居は「『アイドルだって恋愛自由じゃないですか?』って開き直るのは良くないのかなって」と発言。続けて「(アイドルが個人でSNSをやったりとか)自由になりたいんだけど、僕はある程度の掟とルールがあったほうが。(ルールを)破らない中でのエンタメって知恵を絞らなきゃいけないから」とも話すなど、ある程度の「縛り」が必要だというアイドル論を熱弁した。

 最近は「アイドルだって人間なのだから恋愛して責められるのはおかしい」という風潮がある。そうしたムードも影響してか、旧ジャニーズでは昨年から今年にかけ、WEST.の桐山照史、SUPER EIGHTの丸山隆平、なにわ男子の西畑大吾、長尾謙杜、高橋恭平、King & Princeの高橋海人、Sexy Zoneの菊池風磨らが熱愛スキャンダルを報じられている。

 旧ジャニーズが性加害問題によって崩壊し、新体制下で「タレントの自主性を尊重する」という方針が打ち出され、ある意味で「放任主義」になったことも関係しているとみられるが、中居がそうした状況に苦言を呈したといえそうだ。

 これに対して、ネット上のファンからは「中居くんの言葉の重みと説得力。アイドルの『ブランド』はそうやって守られ、意味を持ってきたのだろうな」「勝利の前で、よくぞ言ってくれたと思う」「恋愛しちゃダメとは言わないけど、開き直るのは違うという中居くんの意見に賛成」「今の事務所は本当にゆるすぎるから、中居くんに喝を入れてほしい」などと感謝の声が続出している。

 今月3日に結婚を発表したNEWSの加藤シゲアキは、ファンクラブ向けサイトで「この発表に驚かれた方もおられるかと思います。そのお気持ちを想像すると大変に申し訳なく、晴れやかな気持ちばかりではございません」という異例のコメントを発表したが、このようにファンを思いやる気持ちを忘れてはならないと中居は指摘したのだろう。

 入所以来ノースキャンダルを貫いていた佐藤も、昨年1月にAwesome City ClubのPORINとの熱愛疑惑を報じられた身だ。堂本についても、女優の佐藤めぐみとの交際は公然の秘密となっている。ある意味では「愛のムチ」ともいえそうだが、中居の言葉は旧ジャニーズの後輩たちにどのように響いたのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/11 18:00
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