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“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が『ラ・ラ・ランド』に悶絶!? 「過呼吸になりかけた」理由とは

元アウトローのカリスマ瓜田純士が『ラ・ラ・ランド』に悶絶!?「過呼吸になりかけた」理由とはの画像3

純士 そう。TKは、20年前にもっとすごいことをやってる。2017年の今、あんなジャズバンドが新しいって言うんなら、「90年代にTKがやってたことはどうなんだよ、オイ!」と言いたくなりましたね。ガッツも、セブも、TKを聴いたら尻尾巻いて逃げ出しますって。まぁでもセブは、なんやかんやで好感が持てる男ですよ。いい彼氏だな、と思いました。

――その理由は?

純士 一途だし、彼のほうがミアよりも、ちょっと大人なんですよ。夢と現実の折り合いをつけながら自らのキャリアを積む一方で、役者として芽が出なくて落ち込んでる彼女のためにあれこれ世話を焼いてあげたからこそ、ああいう未来があったわけで。そのことをわかってないとしか思えない行動を取ったミアに対して俺は、「お前、死ねよ」と言いたくなりました。だからお前はその顔なんだよ。日本人にパニック発作を起こさせるようなドブスが!

麗子 純士は「The End」と出た瞬間、ソッコー出ようとしとったけど、ほとんどの人はエンドロールが終わるまで残っとったわ。

純士 エンドロールを最後まで見たいって奴は、「1,800円払ったんだから最後の最後まで見ないと損をする」という貧乏人か、「キャストの詳細を知りたい」とかいう映画通ぶったバカだけですよ。

麗子 最後の最後まで見た人も、全員感動しとるわけではなかったようやな。終わったあと、トイレで女の子の二人組が文句言うとったでぇ。「結局、何が言いたかってんやろなぁ?」「よぅわからんなぁ」って。

純士 俺は具合が悪くなりつつも、監督の言いたいことは、だいたい読み取ったつもりだけどね。夢を追いかけてるときの二人と、その後の二人。それらを凝縮したのが、あのシーンでしょ。「二人が求めてた本当の夢」みたいなもんを、監督はあの曲に乗せてああいう形で表現したかったんでしょう。

――あの曲は好きですか?

純士 よくわかんない。でも、あの謎のピアノ、彼の旋律とでもいうのかな。ミアと出会ったときや、篠山紀信みたいなジジイに唇噛まされたときも弾いてた、あの大切な曲をもう一度弾くとしたら、あそこしかなかったんでしょうね。彼がそのタイミングを待ってたかどうかはわからないけどね。

――泣いている観客もチラホラいました。

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