
老人を木に縛って焼き殺し、5歳女児の喉をナイフで切り裂く──ミャンマー政府軍「ロヒンギャ虐殺」の現実
週刊誌 元木昌彦 週刊誌スクープ大賞
さて、3月23日、午前10時から始まった森友学園の籠池泰典の国会での証人喚問中継を、スマホのインターネットテレビAbemaTVで見た。正直に言うと、籠池の思想信条には辟易しているが、ここでの話しぶりは堂々としていて、こやつはただ者ではないと思った。
証人喚問といえば昔、田中角栄の刎頚の友だった国際興業の小佐野賢治や日商岩井の海部八郎が喚問されたときのことを思い出す。2人ともメディアの前では居丈高で無礼だったのに、国会では、小佐野は消え入るような声で「記憶にない」を繰り返し、海部は書類にサインする手がぶるぶる震えて書けなかった。
籠池は、事実関係については自分のいうことに嘘はないという自信があったのだろう。冒頭こういった。
「国有地の大幅な値引きなど、一連の経緯の真相を明らかにするためにも、私だけトカゲのしっぽ切りで罪をかぶせようとするのではなくて、まず私がこうして国会の場で正直にお話しさせていただきますので、どうぞぜひ、その他の関係の方々を国会に呼んで、事実関係をお聞きいただき、真相究明を進めていただきますよう、心からお願い申し上げます」
それに比べて自民党の西田昌司議員などは、安倍首相や妻・昭恵の代理人のごとくふるまい、真相解明しようという姿勢を全く見せなかったのは見苦しく、かえって安倍や昭恵の疑惑を深めてしまった。籠池は西田が「100万円授受はなかった」と何度も否定するのにも全く動じなかった。また、民進党の福山哲郎議員が、もしそれが嘘だった場合に偽証罪に問われるがと再度質しても、間違いないと言い切った。安倍首相と昭恵は中継を見ながら、とんでもない奴と関わったと臍をかんでいるに違いない。
文春は籠池電話インタビューを巻頭でやっている。そこでも昭恵からの100万円寄付について詳しく語っているので、要約してみよう。2015年の9月5日、昭恵が3度目の塚本幼稚園訪問をし、講演した。講演の前に園長室で2人だけになったとき、彼女が封筒を差し出した。
「まずいただいて、『これは何でしょうか』とうかがいましたら、『一人で(小学校建設を)させてすいません』と。『これはいただいていいんですか』とお尋ねしますと、『どうぞ、安倍晋三からです』というふうにおっしゃいましたね」(籠池)
その際、昭恵に講演の謝礼として10万円を菓子袋と一緒に渡し、彼女も受け取った。だが、昭恵が車で出た後に電話をよこして「寄付金は匿名にしてほしい」と言われたという。
さらに、安倍首相が2月28日に国会答弁で、「妻は講演料も受け取っていない」と発言した直後に、籠池の妻に「本当に記憶から飛んでしまって」という謝り(?)メールを送ってきていることも明らかにした。籠池は喚問で、昭恵とのメールもこれから全部公開するといっていたから、昭恵のウソもばれるはずだ。証人喚問ではさらに、昭恵の関与を示す物証が出てきた。彼女の秘書役として経産省から派遣されている谷という女性からのFAXがあり、そこにはいろいろ各方面に聞いてみたが、お役に立てなくて申し訳ない。そのことは昭恵にも伝えてあるという文面だ。
このFAXを手に籠池が読み上げた時、国会内がどよめいた。この秘書役の女性は経産省からの出向である。彼女が昭恵の意を受けて動いたことは間違いない。この女性、噂だが外国の大使として異動させる話が急遽持ち上がったという。もしそうだとすれば悪どい「証拠隠し」である。
彼は松井一郎への怒りも隠さなかった。安倍や松井の意を受けた議員たちは何度も籠池を「偽証だ」と脅しているが、嘘をついているのは間違いなく安倍首相や妻の昭恵、稲田防衛相、松井知事側のようだ。
これに安倍の刎頚の友の加計学園問題が火を噴けば、政権は火だるまになるのではないか。千丈の堤も蟻の一穴から崩壊する。それも低レベルの安倍のお友達たちの不祥事から一強政権が崩れるかもしれないのだ。今こそ週刊誌の力を見せる時だ。
【巻末付録】
ポストの桜田淳子については冒頭で書いた。現代は巻頭が「週刊現代が撮った『旬で潤な』女優たち」。後半は「門外不出の写真がいま甦る 女優の湯」。これは篠山紀信が撮った湯船の中の女優達。萬田久子、浅野ゆう子など。「女優 佐々木心音 連続写真」。袋とじは「本誌独占『鷲尾老人コレクション』。淫靡という言葉がぴたり。
もう一つの袋とじは、フライデーにも出ているが、電通で働いていた女の子が「全裸フルヌード」になっているグラビア「さようなら、電通」。電通のメディア部門の契約社員だそうだ。
なかなかかわいいし、カラダも豊満でそそる娘だ。顔もはっきり写っているから、今頃は電通社内で、男性社員が広げて見入っていることだろう。
ポストは「飛び出す『VRエロ動画』の裏側」。袋とじは「見たくありませんか? この女のセックス」「新連載 “国民的愛人”の日常が丸裸 橋本マナミ『私生活』銭湯編」。
もう一本はやはり温泉系「柳いろは いい乳だな」。いいねこんな美人と温泉に入ってシッポリ……。
今週はやはり電通の契約社員の裸が一番よかった。ということで現代の勝ち!
(文=元木昌彦)
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