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週刊誌スクープ大賞

老人を木に縛って焼き殺し、5歳女児の喉をナイフで切り裂く──ミャンマー政府軍「ロヒンギャ虐殺」の現実

 現代は、安倍首相の母、ゴッドマザー洋子が昭恵に対して「日本の恥 昭恵は総理夫人失格です」と激怒していると報じている。もともと嫁姑の仲はよくはなかったようだ。それがこの頃は、昭恵が「お義母さんに叱られるのが怖い。憂うつだ」と愚痴っているというし、安倍と昭恵が顔を合わせる機会はほとんどなくなり、安倍家は崩壊しているといっても過言ではないそうだ。

 それに今回の籠池問題勃発だ。夫の心妻知らずと、安倍は嘆いているかもしれない。この記事の中で注目すべきは、政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大学教授が、こういう指摘をしているところだ。

「調べてみると、昭恵夫人が塚本幼稚園を訪れた’15年9月5日の1週間前、8月28日付で、安倍総理が代表を務める地元・自民党山口県第四選挙区支部から、総理の政治資金団体のひとつ『晋和会』に、ちょうど100万円が寄付されています」

 このタイミングで100万円が動いた! 推測だがと上脇教授は断わったうえで、万が一、昭恵夫人が晋和会から人件費としてカネを受け取っていたとすれば、それが籠池に渡った可能性があるのではないかと指摘する。

 現代によれば、籠池が「安倍首相から100万円の寄付を受け取った」と爆弾発言をした日、これを聞いた山本一太参院議員が安倍にすぐ連絡を入れると、「安倍総理は瞬間湯沸かし器のように怒って、『証人喚問だ! 籠池を国会に呼べ!』と大興奮で指示を出した。参考人招致をすっ飛ばしていきなり証人喚問になった裏には、こんな経緯がありました」とある官邸スタッフが語っている。

 これまで証人喚問されたのは政治家が多い。もちろん「耐震強度偽装事件」や「年金資産詐取事件」で民間人も呼ばれてはいるが、国民生活に関わる重大事件である。籠池が、国会の喚問の後、外国特派員協会でも記者会見を開いている。そこで「(総理の)悪口をいっただけで喚問される。この国には言論の自由はあるのか」という趣旨の発言をしている。これこそメディアが追及するべき重大事であるはずだ。

 第2位。これだけは読んでほしいという記事を紹介しよう。ニューズウィーク日本版が、ミャンマーで今も続くイスラム系少数民族、ロヒンギャに対する大虐殺についての特集を組んでいる。

 勉強不足でこのことについて知らなかった。ロヒンギャとは、ミャンマー南西部のレカイン州を主な居住地とするイスラム系少数民族。

 ロヒンギャに対する迫害は18世紀から始まるというが、これは省く。直近の悲劇は昨年10月に始まった。ロヒンギャの武装集団による国境警察の殺害事件を口実に、ミャンマー政府軍が攻撃を開始し、彼らが住む3つの村で合計430の住居が軍隊に破壊され、村全体が焼き討ちされた。上空から軍のヘリが飛来し、手りゅう弾を投げ込み、家から飛び出てきた住民たちを地上部隊がライフルで狙い撃ちした。動けない老人たちも家から引きずり出され、木に縛られ焼き殺された。11歳の少女は、家に押し入った兵士が父親を殺し、母親を代わる代わる強姦したのを目の当たりにした。別の家では、泣きじゃくっていた乳児に兵士がナイフを突き刺した。5歳の少女は、強姦されている母親を助けようとしてナイフでのどを切られて殺されたという。焼き払われる前と後の村の写真が載っている。村はすっかり更地になってしまっている。ボスニア紛争中に起きた虐殺事件では8,000人が殺されたというが、この村ではそれ以上が殺されたそうである。

 ロヒンギャ迫害は48年にミャンマーがイギリスから独立してから始まった。ロヒンギャは虐殺だけではなく、法的な手段でも排斥されているという。82年に制定された「国籍法」で、ロヒンギャはミャンマー国籍までも奪われた。

 ロヒンギャの総数は200万とも300万ともいわれるそうだが、そのうち迫害から逃れるために国外へ脱出したのは160万人もいると見られている。日本にも迫害を逃れたロヒンギャが暮らしている。必死に日本語を覚え、スクラップ工場を経営しているロヒンギャもいる。

 読んでいて泣いた。民主化したはずのミャンマーで、あのアウンサン・スーチーが元首の国で、いまだにこんな虐殺が行われているなんて、信じられない。だが現実である。この瞬間にも、ロヒンギャが虐殺され、シリアなどの難民は野垂れ死にしている。こうした世界へ眼を開いてくれる記事が、日本の雑誌には少なすぎる。安倍や小池がどうした。そう考えるところから日本を見つめなおす。つくづくそう思わされた特集であった。

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