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テレビウォッチャー・てれびのスキマの「テレビ裏ガイド」第149回

ゲームをプレイする悦びを描く『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の冒険

ゲームをプレイする悦びを描く『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の冒険の画像1MBS/TBSドラマイズム『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』公式ウェブサイトより

「みんな聞いてほしい。このエオルゼアに僕の父さんがいる!」

 エオルゼアとは、オンラインRPGゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の舞台となる世界。そこに集まる仲間たちを前に、「マイディー」を名乗るキャラクターが宣言した。

 これは、『FF14』をプレイする親子をめぐるドラマ『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』(MBS)である。

 原作は、ハンドルネーム「マイディー」によるゲームプレイブログ「一撃確殺SS日記」(http://sumimarudan.blog7.fc2.com/)で連載していた「光のお父さん計画」。ゲームプレイブログをドラマ化するのは、前代未聞のことだ。

 主人公は、ゲーム上で「マイディー」を名乗るゲーム好きの青年・稲葉光生(千葉雄大)。彼の父親・博太郎(大杉漣)は、60歳になると、家族になんの相談もなしに会社を辞めてしまう。次期社長候補にも挙がっていたというのに、だ。

 いつしか父と言葉を交わすことがほとんどなくなっていた光生は、父の真意がわからない。そんなことを何気なくゲーム上で、仲間たちに相談した。

 すると、その中のひとりが言う。

「これからは一緒に冒険をする時間あるんじゃないですか?」
「ここに呼ぶってこと?」
「正体を隠して仲良くなれば心を開いてくれるかも」

 父に『FF14』をプレイしてもらい、自分は正体を隠して共に冒険を続け、いつの日か自分が実の息子であることを打ち明けるという壮大な親孝行を計画したのだ。それが「光のお父さん計画」だ。(ちなみに「光の~」とは『FF』における冒険者が「光の戦士」と呼ばれることに由来している)

 念のために補足すると、『FF14』のようなオンラインゲームとは、ネットにつないで世界中の人たちと一緒にプレイするゲームだ。同じゲーム内の世界で、自分と同じように世界中の誰かがプレイしている。ゲーム中すれ違う人たちも全員、現実にいるどこかの誰か、ということだ。その中で、もちろん一人で遊ぶこともできるが、「フレンド」登録して、ほかの誰かと一緒に冒険をすると格段に楽しくなる。

「退職祝い」で息子に『FF14』をプレゼントされた父親は、そんな説明を聞いて、つぶやいた。

「そんなん、なんか恥ずかしい……」

 光生がゲーム好きになったのは、小学生の頃、謎の一人遊びに興じる息子を見かねた父がゲームを買ってくれたからだ。その時、一緒に買ったソフトが『FF3』だった。


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