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週刊誌スクープ大賞

刑事部長がもみ消し!? TBS“安倍総理ベッタリ記者”の準強姦事件「被害者」激白……

 文春によれば、菊川と入籍したのが4月27日。その入籍した日に穐田は、内縁関係にあった件の女性との間の子どもと、月に1度の面会日だったがドタキャンしたそうだ。

 その女性は、その翌日に菊川と結婚したことを知り、大きなショックを受けた。文春によれば、彼女が妊娠中にも穐田が「話がある」といい、前に付き合っている女性がいて生活の面倒を見ているが、その人が妊娠したと打ち明けられたというのだ。そのときは自殺も考え、精神科に通院したという。

 彼女が明かすには、穐田は避妊をしないそうだ。「子供ができたら産めばいい」。そういうセックスだから、あちこちに子どもを作ってしまうのだろうか。

 バブルで儲けたアブク銭があるから、子どもができたって生活費と養育費を払えばいいんだろ。そう考えてはいないだろうが、こちらもあまり褒められた生き方ではない。

 賢い菊川のことだから、こうしたことまで知ったうえで、この男が人生の伴侶としてふさわしいと決断したのだろう。世の中には、こんなダメ男がどうしてこんないい女と結婚しているのかと思わせる不思議なカップルが大勢いる。決してあなたたちがそうだというわけではないがね。

 お次は山口ケース。新潮によれば1990年にTBS入社。報道カメラマン、臨時プノンペン支局、社会部などを経て2000年から政治部所属。13年からワシントン支局長、16年5月にある出来事があってTBSを退社している。

 山口のウリは、『総理』という本を出していることでもわかるように、安倍や菅官房長官と親しい、官邸内の極秘情報を取れるというものだ。

 先日もここで書いたが、一連の森友学園問題でも、安倍と昭恵の代理人ではないかと思うほど向こう側にベッタリ発言ばかりなのだ。フジサンケイグループという背景もあるのだろう、官邸御用達の記者である。

 もう一人の時事通信の某氏なども、その口だろうと思っているが、それはさておいて、この山口センセイ、あろうことか海外でジャーナリスト活動をしている27歳の女性から、レイプされたと訴えられていたというのである。

 彼女はニューヨークの大学でジャーナリズムと写真を専攻していた。山口と出会ったのは13年の秋ごろ。報道の仕事をしたいというとTBSのNY支局長に会わせてくれてランチを3人でしたというのだから、山口が支局長になる寸前のことか。

 その後、彼女は帰国してロイターでインターンとして働き、就活する中で、15年の3月に山口にメールをすると、しばらくこちらで仕事をしてもらいながら、その後正式に採用するということなら、自分が決済できるというような内容の返事があった。

 そして「ヤボ用で一時帰国することになった。空いてる夜ある?」というメールが来て、東京・恵比寿で会う約束をしたのが4月3日。

 その頃、山口は文春に寄稿したが、それをTBSが問題にし、支局長の任を解かれ結局、退社することになるが、その辺は省く。

 2人だけで焼き鳥屋に入り、串焼き5本と瓶ビール2本をシェア、グラスのワインを彼女は飲んだという。

 そこを出て、もう一軒付き合ってといわれ寿司屋へ入る。そこで「あなたのいい評判を聞いている。一緒に働きたいと思っている」と山口が言ってくれた。だが、それまで頭がクリアだった彼女が2度目にトイレに行ったところでクラクラとして、給水タンクに頭を持たせかけて休んだきり、記憶がなくなったというのだ。

 彼女が覚えている限りでは、その店では刺身と日本酒2合をシェアしただけ。彼女は左党で、2人でワインのボトルを3本あけても平気なのに、あれぐらいの酒で記憶をなくすわけはないと話す。

「私は、薬(デートレイプドラッグ)を入れられたんだと思っています。身体に痛みを感じて目覚めた時、あの人が身体の上に乗っている状態でした」

 失礼だが、ここまではよくある男と女の話だと読んでいたが、さすが報道の仕事をやりたいといっていた彼女だけに、その日2人を乗せたタクシーの運転手を見つけ出し、証言させているのだ。

「その女性のことならよく覚えています。後部座席の奥側に彼女が座らされていたのですが、男性は彼女に“もっといい仕事を紹介する”と話していました。女性は何度か“駅の近くで降ろしてください”と訴えたのですが、男性が“何もしないから。ホテルに行って”と。(中略)到着しても彼女はなかなか降りようとしませんでした。けれど最終的には彼女は体ごと抱えられて、座席から降ろされたのです」

 それが午後11時22分。彼女が痛みを感じて意識が戻ったのは早朝5時ごろ。裸にされ相手が自分にまたがっているので、抵抗してトイレに逃げ込んだという。その際、避妊具をしていない相手の陰茎を見たそうだ。

 逃げようとしたが、すごい勢いでベッドに顔と身体を押さえつけられた。激しく抵抗して2度目のレイプはやっと逃れた。

 彼女は、仕事を一緒にしようという話だったのに、なぜこんなことをするのか。しかもコンドームを着けずに。妊娠も病気だってあるのにというと、山口は謝り、好きになってしまったから、一緒にこのままワシントンへ行こう。途中でピルを買おうと言ったそうだ。

 だが、捜査当局へ行ったところでもみ消されるのではないか、ジャーナリストとして仕事ができなくなるのではと悩み、警察に行くまでに5日を要したという。

 高輪署の警部補に面会したが、型通りこういうことはよくある話なので難しいといわれた。だが、ホテルのエントランスとロビーについた監視カメラの画像を確認してもらうなどしたところ、「警部補の方も徐々に捜査に積極的になっていきました」(彼女)。

 そこからタクシーを特定し、ホテルのベルボーイの証言などを積み上げ、当夜、パソコンで撮られているかもしれないという彼女の訴えに、証拠隠滅、逃亡の可能性もあるからと、「準強姦」の逮捕状が発布されたという。

 彼女が連絡をもらったのが6月4日。そして山口が異動のために帰国する6月8日、担当の警部補とその上司を含めた複数の警察官が逮捕しようと成田空港で立ち構えているところに、「山口逮捕は取りやめ!」という上層部からの連絡が入ったというのである。

 TBSの記者を逮捕するのは大事だと本部の広報課長がとらえ、刑事部長、警視総監に話が届き、なかでも菅の秘書官として辣腕をふるっていた中村格(刑事部長・当時)が隠ぺいしたのではないかという「可能性が取り沙汰されてきました」(事件をよく知る警視庁担当記者)。

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