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痛々しいほどのグダグダ……低調続くNHK『ごごナマ』に残された“起死回生の一打”とは?

痛々しいほどのグダグダ……低調続くNHK『ごごナマ』に残された起死回生の一打とは?の画像1NHK『ごごナマ』番組サイトより

 4月からスタートしたNHKの情報番組『ごごナマ』が、低空飛行を続けている。

『ごごナマ』は平日の13時から16時まで、約3時間ぶち抜きの情報番組。同時間帯は、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『ゴゴスマ』(TBS系)、『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)の3番組がしのぎを削る激戦区だが、NHKが22年間も続けた『スタジオパークからこんにちは』を打ち切って乗り込んでくることで、民放各局は戦々恐々としていた。

「NHKが視聴率競争と無縁と思われていたのは、過去の話です。現在、千数百億円をかける放送センターの建て替え計画が進行中で、受信料徴収に必死。『つまらない番組は作れない』と、現場はかなりハッパをかけられているようです」(週刊誌記者)

 NHKは、司会に船越英一郎と美保純を起用。“2時間ドラマの帝王”と呼ばれ、主婦層の支持も厚い船越と、『5時に夢中!』(TOKYO MX)でトークにキレを見せる美保のコンビがどんな内容で殴り込んでくるのか、裏番組のスタッフは戦々恐々&興味津々だったが、放送内容を見てホッと胸をなで下ろしたようだ。

「圧倒的な制作費とネットワークを誇るNHKだけに、どんな番組作りをしてくるのか注目していたのですが、フタを開けてみれば、前半はソファーに座ったゲストがとりとめのないトークをするというもの。巨大なスマートボールを使ってトークのテーマを決めるのは、小堺一機の『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)のサイコロトークのパクりですが、船越と美保には小堺ほどトークを引き出す力があるわけでもなく、見ていて痛々しいほどグダグダです」(TV局関係者)

 日によっては視聴率が1%を切ることもあるという惨状の『ごごナマ』。NHKは、このまま低視聴率番組を続けるのだろうか?

「大々的に始めた番組を、あっという間に打ち切るわけにはいかないでしょう。この時間帯は、国会中継や高校野球で定期的に番組が潰れますし、大事件が起きた際には放送が全面的に差し替えになります。そういった事情を考えると、大幅なテコ入れはせずに、少しずつマイナーチェンジをしながら様子を見ていくことになるはずです。今のところ『ごごナマ』は、ネットでも驚くぐらい話題になっていません。手っ取り早く話題になるには、美保純が『5時に夢中!』で見せるようなトークをNHKで展開すれば、ネット発で人気に火が点くことはあるでしょう」(前出・週刊誌記者)

 天下のNHKも、頼みの綱は“ゲリラ戦”しかない?
(文=長江繁吉)

最終更新:2017/05/17 17:00
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