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フジテレビ亀山千広社長退任で『27時間テレビ』はどうなる!? 「大幅な方針転換」はあるのか

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 視聴率が低空飛行を続けるフジテレビが、大幅な人事刷新を行った。亀山千広社長が退任し、さらに長年トップに君臨してきていた日枝久会長も退くことがわかった。新社長には、BSフジ社長の宮内正喜が就任する。

「宮内新社長は入社以来、一貫して編成や事業部門を中心に活躍してきました。ドラマプロデューサー出身であり、制作畑の亀山社長とは真反対の人物であるといえるでしょう。そのため、これまでの路線から大幅な方針転換が行われる可能性は大きいですね」(業界関係者)

 この新人事により、早くも悪寒がするのは、夏の恒例行事といえる『FNS27時間テレビ』だろう。毎年「つまらなくなった」と言われながらも、“本家”日テレの感動路線に対抗した、お笑いの祭典を楽しみにしている視聴者も多い。

「『FNS27時間テレビ』の大きな軸として、完全なお笑い路線か、中途半端な感動路線の2択があります。笑いが大幅に後退し、歌を前面に押し出した、2002年から03年のみのもんた司会の回や、ホリエモンが六本木からお台場まで走る中途半端なマラソン企画に挑戦した05年などの“トラウマ回”の再現にならなければよいのですが……」(同)

『FNS27時間テレビ』は、基本的に『笑っていいとも!』や『クイズ! ヘキサゴンⅡ』など人気番組がメイン企画になったことが多い。だが、「人気番組が皆無」の状況にあって、ネット上では「もう『ちびまる子ちゃん』か『サザエさん』の27時間でよくね?」といった投げやりな意見も見受けられる。果たして、フジテレビはどのような企画を用意するのか? その采配に注目したい。
(文=平田宏利)

最終更新:2017/05/22 06:00
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