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【おたぽる】

アヌシーで『夜明け告げるルーのうた』がグランプリ、『この世界の片隅に』が審査員賞授賞! 一方、ザグレブでも日本の作品が授賞を?

アヌシーで『夜明け告げるルーのうた』がグランプリ、『この世界の片隅に』が審査員賞授賞! 一方、ザグレブでも日本の作品が授賞を?の画像3画像:「サイエンスSARU」公式サイトより

 ちなみに『夜明け告げるルーのうた』など、最近の湯浅監督作品ではスタッフ募集を兼ねて制作に「Flash」の使用を謳っている。湯浅監督が「Flash」を覚える機会を得たのは、10年にフランスのアニメーション制作会社・アンカマの日本支社(14年撤退)が出来た時だった。そして13年、湯浅監督は制作スタジオ・サイエンスSARUを設立。

 日本での「Flash」は「Flash黄金時代」「おもしろフラッシュ倉庫」や『秘密結社 鷹の爪』(監督:FROGMAN)など、ネタ作品や「カットアウト」的な手法のイメージが強いものの、海外では普通に作画ソフトとしての利用も多い。アカデミー賞の長編部門でも14年に『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ)がノミネートされた。

 現在「Flash」の最新バージョンは「Animate」と名を変えている。アニメの制作だけでなく、アプリの開発やコンテンツ配信など様々に利用されてきた「Flash」だが、図らずして、もともと『マインド・ゲーム』(04年)などで評価の高かった湯浅監督が、アニメ業界界隈における「Flash」の“意識改革”や“地位向上”を担う格好になっているのも興味深い。
(取材・文/真狩祐志)

■アヌシー国際アニメーション映画祭
https://www.annecy.org/

■ザグレブ国際アニメーション映画祭
http://www.animafest.hr/

■サイエンスSARU
https://www.sciencesaru.com/

最終更新:2017/06/20 07:15
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