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 >  >   > “14歳の国”に触れた教師の恐怖劇
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.436

生徒不在での抜き打ち検査という実話を映画化! “14歳の国”に触れた教師たちの恐怖劇『狂覗』

0721_kyoshi_movie01.jpg実話から生まれた学園サイコミステリー『狂覗』。“14歳の国”を覗き見しようとした教師たちはとんでもない事態に遭遇する。

 ケータイを開けると、そこは“14歳の国”だった。その国には善悪の区別はなく、むきだしの感情と言葉の暴力がはびこっていた。この国にうかつに踏み込んでしまった大人は、ボロボロに傷つくことになる。『鈴木先生』(テレビ東京系)の山崎先生(山口智充)や足子先生(富田靖子)が次々と壊れてしまったように。宮沢章夫の戯曲『14歳の国』をベースにした藤井秀剛監督の『狂覗』は、観る側の体力さえも激しく消耗させるヘビィなサイコミステリーとなっている。

 かつてシティボーイズ・ショーの作・演出をつとめ、1990年代以降は演劇ユニット「遊園地再生事業」を主宰している宮沢章夫が『14歳の国』を発表したのは1998年。誰もいない教室で教師が生徒の持ち物を検査したという話を新聞で読んだことがきっかけだった。正しいことをしていると思い込む教師側の高邁な精神と、それとは裏腹な生徒たちに隠れてコソコソと検査を行なうという卑屈な態度とに大きなギャップがある。また、90年代はブルセラショップが社会問題となり、97年には酒鬼薔薇事件を起こした犯人が14歳の少年だったことが大きな波紋を呼んだ。大人でもなく子どもでもなく、実体験を伴わない頭でっかちな情報と成長ホルモンとがアンバランスにせめぎあう14歳の心の中へ入っていくことは容易ではない。しかも、相手が集団となれば、ジャングルの中に丸腰で入っていくような緊張感を伴うことになる。

0721_kyoshi_movie02.jpg体育の授業で生徒がいない教室にて、教師たちは抜き打ちの荷物検査を開始。「生徒たちを理解するため」が彼らの言い分だ。

 藤井監督が映画用にアレンジした『狂覗』はこんなストーリーだ。戯曲版にあったユーモラスさは、ほぼ消えた形になっている。ある中学校で男性教師が何者かによって暴行され、瀕死の状態になっているところを校長室で見つかる。事件が騒ぎになることを恐れ、第一発見者だった校長は警察には通報せず、現場の教師たちに事件の真相究明を命じる。生活指導主任の森先生(田中大貴)は仲のいい教師たちを集め、体育の授業で生徒たちがいない教室での荷物検査を始める。生徒たちのカバンの中からは、ブルセラ業者に売るための大量の下着や怪しい錠剤が次々と見つかる。だが、それらはまだ序の口に過ぎなかった。クラス内で陰湿なイジメが進行していることを察知した教師たちは、生徒たちのケータイの中身まで調べようとする。そして、それは生き地獄への扉を開けることへと繋がっていく。

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