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 パンドラ映画館の記事一覧 (722件)

「パンドラ映画館」のニュース記事一覧。パンドラ映画館に関する最新情報や話題をまとめて掲載しています。

深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.722

メンヘラ女子と意識高い系男子が出会った痛い青春もの『生きててごめんなさい』

 青臭くて、ひとりよがりで、あまちゃんで、心の奥にはケロイド状の傷が残ったままなので、振り返るのがかなりつらい……。社会人になりたての頃は、誰しも仕事や恋愛につまずき、のたう...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.721

中国当局の検閲が2年間にも及んだ犯罪ミステリー『シャドウプレイ完全版』

 中国のロウ・イエ監督は、中国当局と闘い続けているタフな映画監督だ。中国ではタブーとなっている「天安門事件」を扱った『天安門、恋人たち』(06)は、国の許可が下りないままカン...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.720

人類史上最もおぞましい再現ドラマ  悪の凡庸さ『ヒトラーのための虐殺会議』

 ヴァン湖(ヴァンゼー)はドイツの首都ベルリンの西郊外にある行楽地として知られている。そんなドイツ市民に愛されるヴァン湖の湖畔にある瀟洒な別荘にて、恐るべき秘密会議が第二次世...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.719

ハリウッドタブーを暴く『SHE SAID/シー・セッド』 「裸の王様」が裁かれるとき

 一本のネット記事が口火となり、#MeToo運動が世界に広まることになった。2017年10月、ハリウッドの大物プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタインは長年にわたる性犯...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】年末年始編

宗教二世の苦悩『REVOLUTION +1』ほか 2022年に話題となった日本映画たち

 2022年の国内最大のニュースといえば、7月8日に奈良市で起きた安倍晋三元首相射殺事件に尽きるだろう。安倍元首相を自作した銃で襲った山上徹也容疑者の供述がきっかけで、世界平...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.718

昭和世代はなぜフィリピンに惹かれるのか? 格差社会の幸福論『ベイウォーク』

 フィリピンのスラム街で暮らす「困窮邦人」たちの実情をリアルに伝えたドキュメンタリー映画『なれのはて』は2021年暮れに劇場公開され、新宿K’sシネマが連日満席になるなど、予...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.717

岸井ゆきの主演『ケイコ 目を澄ませて』 主人公の台詞は、たったひと言だけ

 外出の際はマスクをするのがコロナ禍以降の常識であり、マナーだろう。そう思ってマスクをずっと着用していたが、一部の人にはマスク越しの会話が負担になることを初めて知った。映画『...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.716

東出昌大が怪優と化した『天上の花』 「愛ゆえの暴力」はありえるのか?

 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。  次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。  三好達治の二行詩「雪」は国語の教科書にも載り、誰もが一度は読んだことがあるだろう。そん...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.715

“特殊効果の神”が描いた地獄めぐり…甘美なり、世界の終焉『マッドゴッド』

 映画ジャンルのひとつに、「地獄めぐり」がある。その名の通り、観客に地獄の門をくぐってもらい、あの世を体験してもらおうという疑似的ダークツーリズムの世界だ。中川信夫監督の『地...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.714

唐田えりか主演 男と女の本音がクロスする街歩き『の方へ、流れる』

 男と女の関係は、あみだくじのように複雑で、どんな結末を迎えるのか予測するのは難しい。「理想の恋人だ」と直感が働いても、残念な結果に終わることもある。「ちょっと無理」と思って...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.713

香川照之14年ぶりの主演作『宮松と山下』 多面体俳優が素顔に戻る瞬間

 映画は基本的にフィクションの世界であり、脚本や演出に基づいて、俳優は架空のキャラクターを演じてみせる。だが、観客はしばしば、スクリーン上に映し出されたキャラクターと演じてい...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.712

韓国で大ヒットした新型パニック映画! 欠陥住宅をめぐる恐怖『奈落のマイホーム』

 大地震、大火災、大水害、人喰いザメ、巨大隕石の落下、謎のウイルスの感染爆発……。さまざまな災害が人類を襲うパニック映画が、これまで数多くつくられてきた。韓国では実話系マッド...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.711

映画愛溢れるロードムービー 全国のミニシアターを巡る『あなたの微笑み』

 ミニシアター文化はこのまま消滅してしまうのだろうか。街の古い映画館はすべて取り壊され、シネコンや配信サービスに変わってしまうのだろうか。岩波ホールやテアトル梅田などの伝統あ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.710

瀬戸内寂聴がモデルの大人の恋愛映画 寺島しのぶが剃髪で挑む『あちらにいる鬼』

 恋多き女。2021年11月9日に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴は、生涯そう呼ばれた。若手作家時代に発表した『花芯』は性描写の赤裸々さから、「子宮作家」とも呼ばれることになった...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.709

佐々木譲の大河小説が韓流映画に! 悪と善との境界に立つ『警官の血』

 親を早くに亡くした子どもは、親が亡くなった年齢が近づくと考え込むようになる。親はなぜ死んだのか、死を避ける方法はなかったのかと。もはや答えを返してはくれない親に代わって、子...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.708

バイオレンスホラー新時代の幕開け! 閉塞感を吹き飛ばす『オカムロさん』

 低予算ながら、振り切った演出が売りとなるホラー映画は、新しい才能が次々と誕生するゆりかごのような映画ジャンルだ。ハリウッドでは『ゲット・アウト』(17)でジョーダン・ピール...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.707

田中裕子、尾野真千子、安藤政信ら共演『千夜、一夜』 人はなぜ失踪するのか?

 年間およそ8万人。日本国内における行方不明者の数である。犯罪に巻き込まれたケース、認知症などの疾病が原因で行方が分からなくなったケースなどもあるが、原因がはっきりしないこと...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.706

阿部サダヲ主演の痛快コメディと思いきや…孤独死を描く『アイ・アム まきもと』

 阿部サダヲ主演のコメディ映画といえば、水田伸生監督と組んだ『舞妓Haaaan!!!』(07)や『謝罪の王様』(13)が共に興収20億円を超えるヒットになったことが思い出され...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.705

「彼女は私だ」幡ヶ谷バス停殺人事件をモチーフにした劇映画『夜明けまでバス停で』

 「彼女は私だ」  2020年11月16日未明に渋谷区幡ヶ谷のバス停で起きた暴行致死事件のあと、そんな声がSNSに上がった。NHK総合のドキュメンタリー番組『事件の涙』が亡く...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.704

警察は暴力を許された職業なのか? SNS上の動画が訴える『暴力をめぐる対話』

 無抵抗の市民を警棒で何度も殴りつける警官たち、車の中で怯えている市民を窓ガラスを叩き割って引き摺り出す警官たち、歩道にたたずむ市民に向かって手榴弾を投げる警官もいる……。ど...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.703

実録ミステリー『空気殺人』 大企業と国家が隠蔽しようとした家庭内大量殺人

 恐怖は目には見えない形でやってくる。そんな可視化できない殺人鬼によって、幼児や妊婦たちが次々と犠牲となる痛ましい事件が起きた。さらに恐ろしいことに、その姿の見えない連続殺人...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.702

松井玲奈主演『よだかの片想い』 “見た目問題”を扱った社会派ラブストーリー

 ひとりの少年が、ある少女と出会い、恋に落ちることで物語が始まる。“ボーイ・ミーツ・ガール”ものは、映画や小説の王道的な設定だ。だが、運命的な出会いを果たす相手は、必ずしも人...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.701

高橋洋監督のホラー映画『ザ・ミソジニー』業深き女たちが呼び寄せる異界の恐怖!

 アリ・アスター監督が『ヘレディタリー/継承』(18)と『ミッドサマー』(19)を連続ヒットさせて以降、ホラー映画の水準は世界的にぐんと高まった。台湾では人間の本能を炙り出し...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.700

高橋ヨシキ初監督『激怒』 相互監視社会への違和感が生んだバイオレンス作

 誰もが暮らしやすい平和なユートピアを目指していたはずが、いつの間にか街は息苦しいディストピアと化していた。トム・クルーズ主演作『マイノリティ・リポート』(02)やフランソワ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.699

『復讐は私にまかせて』男性優位主義的な価値観を塗り替えるバイオレンス奇譚

「愛は平和ではない。愛は戦いである」  梶原一騎原作の漫画『愛と誠』(講談社)で有名になった、インドの初代首相ジャワハルラール・ネルーが娘に宛てたと言われている言葉だ。イン...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.698

新藤まなみの初主演作『遠くへ、もっと遠くへ』 この夏はいまおかしんじ祭り!

 時代の流れは、年を追うごとにスピードを上げていく。流れに乗り続けるのは容易ではないし、うまく波に乗ったつもりでも、後戻りできないところまで流されてしまいかねない。そんな現代...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.697

ナチス体験者が語る『ファイナル アカウント』 怪物よりも恐ろしい存在とは?

 この世界には、モンスターよりも恐ろしいものがいる。そんな現実世界に実在する、モンスターよりも恐ろしいものの正体を暴いてみせたのが、ドキュメンタリー映画『ファイナル アカウ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.695

女性視点で描かれた戦争の恐怖『戦争と女の顔』 消えることのないPTSDの苦しみ

 戦争映画の多くは矛盾に満ちている。企画意図に「反戦、平和」を謳いながらも、実際に製作された映画の中の戦闘シーンには、観客に高揚感を与えるものが少なくない。スティーヴン・スピ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.694

磯村勇斗初主演映画『ビリーバーズ』 カルト宗教を題材にした社会派エロス!

 新興宗教とセックスを題材にした山本直樹の青年漫画『ビリーバーズ』(小学館)が、ピンク映画出身の城定秀夫監督によって実写映画化された。冴えない高校生たちの青春群像劇『アルプス...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.693

人間を本能に忠実にさせる感染症が蔓延! 台湾発のR18ホラー『哭悲/THE SADNESS』

 ウイルスは変異を繰り返すことで、自然界の環境に適応しようとする。台湾発のホラー映画『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』は、そんな変異型ウイルスのような作品だ。未知の...
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