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「今ある仕事は全力でやれ、バカ!」迷えるアイドルに有吉弘行が放った怒声 広告モデル歴をいじられることを拒否したプロの矜持

 

■パチンコ番組を嫌がるアイドルの鼻を折る

 

 ここで、話を数年遡らせたい。2013年2月5日に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の番組恒例企画「有吉先生の進路相談」に出演したのは、野呂佳代。この時の彼女は、在籍していたSDN48が解散したばかりで、芸能界の行く末に迷っていた。加えて、実家から出て家賃10万円のマンションへ引っ越したばかり。しかも、ラジオのレギュラー1本しか抱えておらず、切り詰めて生活するような毎日であった。

 そこで、彼女の身を案じたマネジャーは、パチンコ番組のレギュラーを入れてくれたのだ。

 この仕事について、有吉は「今やっている仕事に全力を尽くさないと、次へつながっていかない」「ちょっと嫌だなと思ってやってたら、スタッフに失礼」と、芸能界の先輩という立場から野呂にアドバイスを与えている。

 もちろん、ここはバラエティという場だ。毒舌まじりのイジりも有吉は放っていく。ちなみに、当時の彼女が目標にしていたのは、小池栄子と深津絵里だったとのこと。そんな野呂に、有吉は悪意まじりで「深津絵里さんを目標にするなんて、絶対に言っちゃダメ。島崎和歌子さんでしょ?」と追い詰めていった。

 この展開に、ついには仏頂面になってしまった野呂。彼女は「島崎和歌子さんになるまでに、どうしたらいいかを説明してほしかった!」と主張するのだが、そこで有吉は声を荒げた。

「さっきから言ってっけど、パチンコ番組全力でやれや、バカ!」

「『パチンコ番組の営業やってまーす』っていう発言で、みんなが笑うと思ったんじゃねえのか?」

「ちょっと嫌な仕事だなと思ってるのが、どうしても腑に落ちない」

 後年、野呂はあるインタビューで語っている。

「SDN48を卒業して最初のレギュラーがパチンコ番組だったんです。全力で頑張っていたんですけど、実は私、パチンコがあまり好きではなくて……。それを言ったら、有吉さんに『全力でやれ、バカ!』って言われたんです。そう言われて、今ある仕事を全力でやろうって思えました。そうしたら、パチンコの仕事が増えたんですよ(笑)」

 有吉は何もいい格好をしたくて、パーティグッズモデルの仕事を“誇り”として語ったのではなかった。昔から姿勢はずっと一貫している。広告モデルでもパチンコ番組でも、いただいた仕事には全力で取り組む。

 自身の不遇時代について「地獄を見た」と表現する有吉だからこその、これはプロの矜持だ。
(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2017/12/10 16:00
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