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グルメリポーターとして正反対の道を行く勝俣州和とミスターちん 「本音」と「忖度」視聴者が選ぶのは?

(左)勝俣州和(右)ミスターちん 各所属事務所公式サイトより

 2017年の「流行語大賞」に「忖度」が選ばれた。この言葉には「他人の気持をおしはかる」という意味があり、決してネガティブな表現とは限らない。

 昨年12月28日に放送された『出動! 偏見捜査官』(TBS系)は、世の中にはびこる“偏見”を密着取材で解き明かす特番。

“偏見”とは、なんぞや? 今回、番組は7つのそれを用意している。「見た目がイケてない男はドが過ぎたオシャレに走る」「インドに1人旅する人は絶対に人生に悩んでる」、「7度目の引退をした大仁田厚はどうせまた復帰する」などの“偏見”が番組内で紹介されたのだ。

 中でも、とりわけ気になるのは「グルメ番組の食レポ、不味くても美味しいという」なるもの。これは果たして真実なのか、それともただの誤解なのか?

 調査すべく、番組は腕に覚えのあるリポーターをキャスティング。最初に登場したのは、彦摩呂である。

 

■彦摩呂と鈴木あきえが見せた、リポーターとしての“大人力”

 今回、“おとり調査”として、偽のグルメリポートが決行されている。ロケは名店として名高いラーメン店で行われた。まず、彦摩呂の元には不味いラーメンが運ばれてくる。リポーターは、このメニューを食してどう反応するだろう。偏見どおり、不味くても「美味しい」と言うのだろうか?

 とにかく、彦摩呂のリアクションが気になる。まず、彼は市販の醤油をぬるま湯で薄めただけのスープと麺を口にした。すると、彦摩呂は「麺だけの味が味わえる」「味のお坊さんみたい」と、満足げな表情で躊躇なくリポートするのだ。これは、絶妙!

「不味い」とは言わないものの、それでいて決して嘘をついてない。美味しいのか否かはギリギリの線でボヤかしつつ、できるだけポジティブな表現で、彦摩呂は仕事を全うした。

 続いての登場は、昨年『王様のブランチ』(TBS系)を卒業した鈴木あきえだ。リポート力に定評のある彼女も、彦摩呂が食べたものと同じラーメンの食リポに挑戦。例によって、まずは“超薄口スープ”を口にした。するとやはり、まるで動じない。「いい意味で裏切られました!」「実家を思い出す。寝起きでそのままいただける」「繊細だなぁ~」と、マイナスイメージの少ないワードで味を表現したのだ。

 本音は明かさず、それでいて「美味しい」という言葉を絶対に使わない彼女。嘘をつかないまま、大人の態度で鈴木はリポートをやり遂げた。

 

■不味いラーメンにフリーズするミスターちんに、芸能人らが高評価

 波乱を起こしたのは3人目に登場したリポーター、B21スペシャルのミスターちんである。

「食レポロケは久々」だと告白するちんであったが、久しぶりすぎて彼は対策法を忘れてしまったのかもしれない。何しろ、不味いラーメンを食べるや「何、これ!?」とバカ正直にフリーズしてしまうのだ。

 ここからのちんは、忖度なし。まず、露骨に躊躇しながら麺をすすりにいく。食べたら食べたで「スープが持ち上がってこないんだよ(苦笑)」「何の味もしない」と、加減無しのリポートを貫き通してしまう。

 しかし、悪いことばかり言っていたら番組が成立しない。さすがにちんも、いいことを言おうとするのだが「このラーメンは“食べる側”に経験値が必要」「ある意味、究極のラーメン」と、コメントがいちいち店舗のプラスになってない。甲斐甲斐しくはあるが、取り繕いきれないのだ。まったくもって、損な生き方ではないか。


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