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コロコロ“チンギス・ハン侮辱問題”に絡む、危ない筋……抗議デモ参加者「編集者に刺客を送る!」

「コロコロコミック」2018年3月号(小学館)

 モンゴルの英雄チンギス・ハンの肖像画に侮辱的な落書きをした漫画が掲載されたことで、小学館は問題の「月刊コロコロコミック」3月号を販売中止にしたが、抗議の声は今も続いているという。そんな中、「担当編集者に刺客を送る」と物騒な話をする人物も現れている。

「社屋前で行われた抗議デモの参加者に『危ない筋』の人間がいて、社員に『担当編集者の名前を教えろ、刺客を送り込むぞ』などと叫んでいたそうです」

 こう話すのは同社が発行する雑誌の関係者だ。

「目撃された危ない筋というのは、ウチの雑誌が朝青龍の批判記事を書いたときに、執筆者のフリーライターを脅した人物だというんです」(同関係者)

 その人物は、現役時代の朝青龍と友人関係であることを自慢げに公言し、暴行騒動による引退の際も朝青龍を批判した記事にクレームを付けていたことで知られる。

「前に編集者を脅したときも『モンゴルのヒットマンを送り込むぞ』と言っていたんです。問題は、その人物が暴力団関係者と見られていることです。以前から暴力団と親しいことを吹聴していて、一時はプロレスや格闘技団体が興行の開催時にヤクザに支払う“みかじめ料”の受け渡し役をしていたんです。過去、その過程でトラブルになった相手を取り囲み、暴力団組織の実名を出しながらナイフで脅して逮捕されたこともあります」(同)

 なんとも厄介な人間が絡んできたように見える本件、問題の漫画誌は販売中止にはなったが、それは発売から約3週間が経過しての措置で、皮肉にも今回の話題で売れ行きがよく実質ネット上などでは流通しており、一部モンゴル人たちの怒りが収まってはいないのは確かだ。そのため、この騒動はモンゴル語にも翻訳されて、モンゴル国民の知るところにもなっている。

「モンゴル帝国の創設者、政治家のチンギス・ハンはリーダーであるだけでなく、世界的に有名な歴史上の人物として、アメリカの『ワシントン・ポスト』紙でも『過去1000年で最も重要な人物』のひとりに選ばれている。2005年には建国800年を記念し、チンギスハンが長年の戦いの末、モンゴル統一を成し遂げたことも祝われ、街には彼の名前が溢れかえった。国会議事堂前には巨大な銅像があり、国際空港はチンギス・ハン空港に改名された。そんな偉大な人物を日本では、漫画誌で侮辱し世界中に広めたのである」(モンゴルのニュースサイトより翻訳)

 記事には、モンゴルの超有名人である元横綱の朝青龍が問題の漫画を発見し、広く伝えたことも記されている。問題になったのは吉野あすみ作『やりすぎ!!!イタズラくん』内で、「チンギス・ハン」を「チンチン」と書き換え、肖像画の額に男性器に見える落書きを書き足したものが載せられた。これは同誌で「イタズラクガキコンテスト開催」として、「偉人さんの絵にイタズラ描き!そのおもしろさを競うコンテストだ!」と一般公募していた流れのもので、ほかに足利義満の肖像画に涙やおしゃぶり、「おっぱいのみてえ」のセリフを書き足した「作例」を載せ、チンギス・ハンの肖像画もお題として掲載した。

 いくら子ども向けの漫画誌とはいえ、あまりに低俗すぎる企画ではあり、後に作者の吉野氏は「モンゴル国の歴史と文化について不見識だった」と謝罪したが、抗議の声には「チンギス・ハンが英雄だからダメなのではなく、過去に実在した人物を侮辱するネタ自体が間違っている。自分の先祖がそんなことをされて喜ぶ人はいない」というものもある。

 このほか、在日モンゴル大使館やモンゴル人団体などが抗議しているものは正当な申し入れだが、小学館関係者が恐れるのは先に述べた「危ない筋」の動きだ。

 何しろこの人物については、ほかでもトラブルの過去が次々と聞かれ、揉めた相手に「刺客を送る」と言うのは初めての話ではないというのだ。

「当人はモンゴルと深い関係にあるようには見えず、これまでの抗議はおそらく元横綱やモンゴル人たちに恩を売って、なんらかのメリットにしようという魂胆があるのでは」(前出関係者)

 そうであれば本気で「ヒットマン」を送り込むというわけではなさそうだが、小学館にとってはモンゴル関連団体の抗議以上に厄介な話。馬鹿げた企画が招いた点では自業自得ともいえるのだが……。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/03/19 22:30

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