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日テレ『正義のセ』が“バーター祭り”に……故・大杉漣さんの代役に寺脇康文、主題歌に福山雅治

『正義のセ』公式インスタグラム (@seigi_no_se_ntv)より

 4月からスタートする、吉高由里子主演の日本テレビ系『正義のセ』(水曜午後10時~)に出演予定だった大杉漣さんが、2月21日に急性心不全のため亡くなり、代役が誰になるのか注目を集めていたが、吉高と同じ事務所(アミューズ)の寺脇康文に決まった。早い話、業界でよくありがちな“バーター”出演だ。また、主題歌を福山雅治が担当し、同事務所の若手俳優・平埜生成もメインキャストで出演するため、アミューズ所属タレント尽くしとなってしまった。

 同ドラマは、タレント、キャスターとしても活動する阿川佐和子の同名小説シリーズ(角川文庫)が原作。横浜地検で働く2年目の駆け出し検事の主人公・竹村凜々子(吉高)が、不器用ながら、なにごとにも一生懸命取り組み、検事として女性として成長していく姿を描いた作品だ。

 寺脇は、吉高演じる凜々子の頼れる上司で、横浜地検港南支部の支部長・梅宮譲役という重要な役どころを務める。それだけに、ネット上では「大杉さんの代役が、オワコンの寺脇で大丈夫?」との声も出ているようだ。吉高と寺脇は、吉高の連ドラ初主演作となった『美丘―君がいた日々―』(2010年/日テレ系)で親子役を演じたことがある。

 寺脇といえば、テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒』が、『土曜ワイド劇場』でのスペシャルとしてスタートした際、主人公・杉下右京(水谷豊)の“初代相棒”亀山薫役に起用された。同ドラマは、その後、連ドラとしてシリーズ化され大ヒット。寺脇はシーズン7前半(08年10月~12月)まで出演し、まさに“代表作”となった。

『相棒』卒業後は、同局系の連ドラ『853~刑事・加茂伸之介』で主演に抜擢されるなどしたが、だんだん仕事は減っていってしまい、『相棒』での貯金を使い果たしてしまった格好。昨年は事務所の力で、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)、『定年女子』(NHK BSプレミアム)、『恋がヘタでも生きてます』(日本テレビ系)と、3つの連ドラでレギュラー出演したが、深夜やBSなど、注目度の低い作品で、まるでインパクトを残せなかった。

「大杉さんは脇役ながら、バラエティに進出したりで、好感度が高く、存在感もあったのです。その代役となると、そう簡単にはいきません。大杉さんとの関係性から、テレビ東京系『バイプレイヤーズ』シリーズで共演した遠藤憲一、松重豊、光石研あたりがブッキングできれば、視聴者もすんなり受け入れられたと思いますが、急なオファーでは難しいでしょう。結局、吉高とのバーターで、スケジュールが空いている寺脇になったようです。今の若い世代には、“相棒”と言えば、及川光博、成宮寛貴、反町隆史のイメージで、『寺脇って誰?』との印象が強いと思われますので、視聴率にも少なからず響きそうです」(スポーツ紙記者)

 不測の事態とはいえ、放送開始前から、不安要素いっぱいになってしまった『正義のセ』。ここはひとつ、吉高の父親役で出演する“名脇役”生瀬勝久、放送中のNHK朝ドラ『わろてんか』でブレークし、妹役を演じる広瀬アリス、先輩検事役の三浦翔平に期待するしかないか?
(文=田中七男)

最終更新:2018/03/20 17:00
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