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「南北合同チーム」だけじゃない! 融和ムード続く韓国で強引な“便乗商法”続出

イメージ画像(Thinkstockより)

 4月29日~5月6日にスウェーデンで開催された世界卓球選手権の女子団体戦準決勝で、韓国と北朝鮮が急きょ「南北合同チーム」を結成し、世界中から大バッシングを浴びたが、
南北融和ムードが続く韓国国内では最近、少々強引すぎる“便乗商法”が登場している。

 例えば、韓国大手スーパー「ホームプラス」の広告だ。コカ・コーラとスプライトの写真を並べ、「炭酸首脳会談」と題した広告を自社サイトに掲載。さらに、南北首脳会談の夕食会の際、平壌冷麺について「遠くから持ってきた……遠くからってのは、言っちゃまずかったか(苦笑)」と語った金正恩委員長の発言を踏まえて、牛乳パックの横に「消費期限が短いと言ってはいけないな」と印刷したパロディ広告もある。

 また政界でも、南北融和を訴える政治家が続出している。

 特に6月13日に行われる統一地方選挙に出馬する候補者たちは票集めに躍起になっており、“朝鮮半島平和マーケティング”に走る者も少なくない。経済特区の指定や南北を結ぶ鉄道の連結、金剛山観光事業の再開などをマニフェストに掲げたり、中には小中学生の修学旅行先を北朝鮮にするという案まで出ている。

 ただ、そんな融和ムードに違和感を持つ人々も少なくない。

 ネット上には、「ちょっとみんなリアクションがオーバーだよ。どうせすぐ冷めるくせに」「これまでも融和ムードになったことはあったけど、すぐ敵対したじゃないか」「“民衆は犬だ、豚だ”という言葉の意味がわかった」などと、否定的な意見も寄せられている。

 最も動揺しているのは軍人たちだろう。というのも、韓国国防部(日本の防衛省に相当)は最近、各部隊に「板門店宣言」の内容などを解説した新たな指導書を送ったのだ。

 ある軍関係者はこう語る。

「少し前までは“北朝鮮はわれわれの敵だ”と教育されてきました。それなのに、急に北朝鮮と親しく接しろと言われても……。兵士のみならず、教育担当者さえも混乱していますよ」

 南北首脳会談をきっかけに、韓国で高まる融和ムード。急な手のひら返しや強引な便乗には批判も上がっているが、今後も続くのだろうか?
(文=S-KOREA)

●参考記事
・南北共同宣言にも明記。ソン・フンミンも出場濃厚なアジア大会で南北合同チームが結成か
http://s-korea.jp/archives/34378?zo=1

・金正恩氏が商業広告のモデルに!! 北朝鮮の核実験にも“平穏すぎる”韓国
http://s-korea.jp/archives/19853?zo=1

最終更新:2018/05/11 21:00
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