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フジテレビ月9『絶対零度』ガバガバ設定と説明不足を補う沢村一樹の“独り勝ち”芝居

■沢村一樹の芝居力で押しまくる

 一方、1時間のドラマを見たという満足度は前回同様、今回も高いです。何度も書いてますが、やっぱり沢村一樹の演技の振り幅がすごい。能天気と狂気を行き来する迫力には目を見張ります。直前まで「アンパンがいいなー、おにぎりでもいいけどなー」とか本田翼とじゃれ合ってたかと思えば、次のシーンでは「私は、人を殺したんだ──」とか言って、潤んだ瞳をさまよわせてる。

 東堂さんに、普段は携行を許されていない拳銃を渡されて「最悪の場合、(SP石塚を)射殺してください」と告げられたとき、SP石塚とひとしきり格闘した後、銃を向け合ったとき、その瞬間の“受けの芝居”の瞬発力、バリエーションはホントに見てて楽しいんです。

 このドラマの視聴率を引っ張ってるのは、間違いなく沢村一樹のお芝居だと思います。その証拠に、月9が久々に好調だというのに、全然話題になってない。まるでテレ朝のいつもの刑事ドラマみたいに、粛々と数字だけを稼いでいる。

 おそらく、相当な知恵を絞ったわりにドラマ全体を覆う誘拐ビジネスについての大仕掛けは、あんまりきれいに畳まれないと思います。上戸彩についても、出演シーンが限られていることからして、やっつけで処理されると思うし、ミハンと監視社会云々についての解釈もかなり危ういので、軟着陸させるのがやっとでしょう。今回、ミハンの本格稼働を見据えた東堂さんの「どの命を救うべきか選択を行ってきた、それももう終わる」なんてセリフとか、かなり危ういよ。

 なので、せめて井沢警部補が抱える復讐心と心の闇だけは、きっちり成仏させてあげてほしいし、それさえできれば『絶対零度』第3シーズンは成功といっていいのかなというのが、今の感触です。最終回、できれば泣いちゃうくらいの出来を期待したいところですが、果たしてどうなるか。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

 

最終更新:2018/09/04 20:00
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