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“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.21

新時代の幕開けにアイドルはどんな景色を見せてくれるのか?――2019年アイドル界勝手に大予想

「平成ラストアイドルオーディション」番組公式サイトより

 いよいよ2019年が幕を開けた。

 昨年末は、乃木坂46が日本レコード大賞2連覇を達成。『第69回NHK紅白歌合戦』では、AKB48とBNK48が共演し、休養中の平手友梨奈に代わって小林由依がセンターを務めた欅坂46は、見事なパフォーマンスを見せてくれるなど、まだまだアイドル界は安泰と実感させられた。

 さて、今年は、アイドル界にどんなことが起こり、どんな女の子がブレイクするのか、独断と偏見を交えながら、予想してみたい。

 

■改元とともに新たなアイドルが生まれる?

 1月1日、ネット上で新たなアイドルオーディション開催の告知がされた。その名も「平成ラストアイドルオーディション」。

 48グループや坂道グループの楽曲を制作した片桐周太郎がプロデュースを担当し、運営陣には元℃-uteの梅田えりかや、元アイドリング!!!の遠藤舞なども名を連ねている。すでにエントリーは始まっており、メンバー決定後、今年の春にはCDデビューが約束されているという。「本気で武道館を目指せるグループ」という言葉からも、その力の入れ具合が伝わってくる。

「モーニング娘。’19 LOVEオーディション」公式サイトより

 翌2日、今度は、モーニング娘。’19が15期となる新メンバーのオーディションを行うことを発表した。新たに加入するメンバーは、今年の春に行うツアーでお披露目となる予定で、こちらも「新元号に合わせての加入」といった報道が多く見られた。

 これらのオーディション状況からもわかるように、なんといっても今年最大のトピックスは、“元号が変わる”ことである。新しい時代の始まりとして大々的に行事が行われるのだ。アイドル界もこれに乗っからないわけがない。「平成最後の」や「新時代初の」といった触れ込みは、耳目を集めるにはうってつけの言葉なのだ。

 おそらく、元号が変わった5月以降、新たなアイドルがいくつも誕生すると思われる。しかも、キャッチフレーズやコンセプトに新元号を使って、「〇〇最初のアイドル」「〇〇時代のダンスユニット」といった触れ込みが増えるのではないだろうか。

 もしかすると、5月1日の0時ちょうどに結成を発表し、「うちが最初だ」「いやうちの方が早かった」などと、「最初の」の称号を取り合うことになるかもしれない。

 そしてもう一つ、その新しい元号を冠したり、もじったりした名前のグループが出てくることも予想される。ジャニーズグループの「Hey! Say! JUMP」のようなパターンである。

 ここで述べておきたいのは、たくさん出てくるであろう新しいアイドルを、できるだけ“目撃してほしい”ということだ。

 アイドル界には「古参」と呼ばれる、初期から見続けてきたファンを指す名称がある。良い意味でも悪い意味でも使われることがあるが、そのアイドルの誕生時を見ておくと、その後の応援が何倍も楽しくなるのだ。

 ももいろクローバー(現「ももいろクローバーZ」)が、路上で活動をしていた頃から見ていた人や、Perfumeが、ショッピングセンターでイベントをしていた頃から通っていた人、そんな人たちは、ドーム級の会場でコンサートをやるまでになった時、これまでの軌跡を思って、涙が出るほどに感動できる。

 新しいアイドルか出てきて、少しでも気になったら、活動をチェックし、現場へ行く。これだけで、その後のヲタク生活は充実したものになるはずだ。ぜひとも、新しいアイドルとともに、新時代を体感してもらいたい。

「ザ・コインロッカーズ」公式インスタグラム(@thecoinlockers)より

■アーティストとアイドルの境目が変わる?

 次に注目したいのは、今年デビューが予定されている、秋元康とワーナーミュージック・ジャパンによるガールズバンド「ザ・コインロッカーズ」である。

 昨年12月23日、Zepp Tokyoで行われたイベントで、オーディションで選ばれた41名のメンバーが初お披露目となったが、いずれ劣らぬ美女ぞろい。アイドル的な人気を得ることも十分考えられる。

 この動きが、アイドル界の一つのカギを握ると思われる。昨年行われたネット上でのオーディションも盛り上がりを見せ、評判は上々である。もし彼女らがスターダムにのし上がっていけば、「アーティスト」と「アイドル」両方の要素を兼ね備えた存在が、大きな位置を占めることになる。

 そして、アイドル界というのは、一つの成功例ができると、そのフォロワーが多く出てくる世界なのだ。同じようなコンセプトのアイドルバンドが、続けて登場する可能性は十分ある。

 アイドル界にはいくつかの系譜のようなものがあるが、「アイドルバンド」というのも定期的に出てくるものの一つだ。かつて「夏祭り」のヒットを飛ばした「Whiteberry」や、「secret base ~君がくれたもの~」で一躍その名を轟かせた「ZONE」などをイメージしてもらえばわかりやすいだろう。

 すでに、自分で楽曲を作り、歌いながら、それでも「アイドル」という存在にこだわり続ける眉村ちあきや、同じく弾き語りで活動する原田珠々華、里咲りさなども人気だ。彼女たちには、アイドル的な応援をするファンや、楽曲を強く支持するファンなど、より多くの人にアピールできる点が強みだ。

 このようにして、2019年はアイドルとアーティストの存在が近くなっていくことが予想される。

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