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ズバッと!芸能人

半年で奇跡の大ブレーク! Mr.シャチホコ、和田アキ子復活のキーマンとなるか!?

文=都築雄一郎

オフィスK公式サイトより

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 今回取り上げるのはMr.シャチホコ。和田アキ子の「しゃべり」モノマネで今、大ブレーク中の芸人である。

「あなたは何をされてる方なの?」「ほんで、今、何? キャメラ回ってんの?」「お兄ちゃんが……あっ、お兄ちゃんて加山雄三さんのことやねんけど」「私が気にしてたっていうよりも、周りがそう言うてただけだから」「まぁまぁ、それは別にいいんですけど」「〇〇(主に芸人)、お前、腕上げたな」……。

 声色やイントネーションはもちろん、彼女が言いそうな(もしくは聞いたことがある)細かい言葉の言い回しを連発。『アッコにおまかせ!』(TBS系)を見ているような錯覚さえ起きてしまう。

 芸歴わずか4年。以前は営業の仕事が多かったが、昨年後半から一気にテレビ出演が激増、半年でスターダムに躍り出た。当初出演していた『ウチのガヤがすみません!』のみならず、『THE 突破ファイル』『行列のできる法律相談所』(以上、日本テレビ系)、『水曜日のダウンタウン』『サタデープラス』(TBS系)、『潜在能力テスト』 (フジテレビ系)など枚挙にいとまがない。

■ものまねに「日常のしゃべり」を取り込む

「ものまね」と一口に言ってもさまざまな似せ方があるが、その主流が「誇張」、いわゆる「デフォルメ」である。コロッケの森進一、野口五郎、岩崎宏美などはその最たるものであろう。ちょっとした仕草を「最大化」して、別のエンタテインメントへと昇華する力業が笑いを呼んだものである。

 だが、その流れにくさびを打ったのが、かの青木隆治だった。ポルノグラフィティの「サウダージ」、徳永英明の「壊れかけのRadio」、そして美空ひばりの「愛燦燦」と、コメディ色を一切排除し、とにかく似せることだけを追求したのである。つまり、その人の「普通」を似せたのだ。

 シャチホコも、これまでデフォルメが多かったアッコのモノマネを、日常会話をただただマネることで人気を得たといえる。

■安定のフリートーク

 もちろん、しゃべりのモノマネであれば、原口あきまさによる高田純次、ホリの武田鉄矢、ミラクルひかるのYOU、福田彩乃の綾瀬はるかなど、先人は数多く存在するが、彼らはどちらかといえば「一発芸」、つまり“つかみ”の道具だった。だが、シャチホコの場合、アッコとして延々とトークすることができる。『サタプラ』ではスタジオにいた関ジャニ∞・丸山隆平、小島瑠璃子、小堺一機らを相手に5分以上も、和田でしゃべり続けていた。

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