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DV、セクハラ、風俗、隠し子……小夜子の過去が『ザ・ノンフィクション』級に壮絶すぎる『後妻業』第4話


(前回までのレビューはこちらから)

『後妻業』(フジテレビ系)第4話「火花散らす正面衝突!悪女の哀しい過去」

 前半は、武内小夜子(木村佳乃)たちによる「後妻業」の調査をしている探偵・本多芳則(伊原剛志)大活躍回。

 小夜子が新たな「後妻業」ターゲットに狙いを定めていることを突き止め、柏木亨(高橋克典)の事務所に押しかけ、「後妻業」の片棒をかついでいた司法書士にプレッシャーをかけ、小夜子の過去を調べ上げ……八面六臂の大活躍だ。

 ほんのりと好意を抱いているように見える中瀬朋美(木村多江)からの依頼だということはもちろん、元大阪府警のマル暴刑事だったというプライドや、女&子どもが出て行ってしまったストレスなどが相まって、仕事という枠を超え、偏執的なまでに調査にのめり込んでいる。

 ……というか一応、仕事として朋美から調査の依頼を受けているわけだが、調査費用はどうなっているのだろうか? こんだけ時間をかけていたら相当高額になりそうだけど。

 もはや「金とかいらないから、とにかく『後妻業』の実体を暴いてやる」的なモードに入っているのだろうか?

 

■木村佳乃、木村多江の乳を同時もみする佐藤蛾次郎が羨ましい

 ここまでガンガン動き回って小夜子の調査に没頭している本多なのに、朋美が小夜子の元に乗り込んでいくという時には、なぜか着いてきてくれない。

 顔を合わせればいつも感情的な言い合いに終始してしまう小夜子と朋美。その場に本多がいてくれれば、もうちょっと本質的な話し合いができそうなものだが。

 秘密裏に調査を進めるため、小夜子には顔を知られたくない、などの事情があるのか? そのわりには柏木の前には無防備に姿をさらしているが。

 今回も、小夜子の新たなターゲット・富樫幹夫(佐藤蛾次郎)に忠告をしようと、朋美が老人ホームに乗り込んでいったところ、小夜子と鉢合わせし、例のごとく美熟女ふたりによるバトルがスタート。

 その前に明かされていた小夜子の生い立ち――。

 実父からDVを受け、児童養護施設に預けられ、引き取られた先の叔母からはいじめ、叔父からはセクハラを受けており、18歳で家を出てからは、水商売で生計を立てていたものの、男に騙されて風俗に売られた。

 こんなヘヴィーな情報で暗い雰囲気になりそうになると開始されるW木村のプロレス。

 美熟女ビンタ合戦では「バシッ!」「ビシッ!」とベタな効果音まで入り、完全にコント状態だ。

 もう少し真剣に感情をぶつけ合うシーンも見たいところだが、ドラマ全体の雰囲気を暗くしすぎないよう、バランスを保つためのミニコーナーとして意図的に挿入されているのかも知れない。

 とりあえず、ドサクサに紛れてW木村のおっぱいをガッチリもんだ佐藤蛾次郎が羨ましいぞ!

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