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『有吉ゼミ』の大食い企画 “謎のゲスト連発”という新たな鉱脈

『有吉ゼミ』の大食い企画 謎のゲスト連発という新たな鉱脈の画像1
日本テレビ系『有吉ゼミ』番組公式サイトより

 有吉弘行が司会の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)の大食い企画に、次々と“謎のゲスト”が登場。「バラエティ番組の新たな手法が生まれた」と、関係者の間で話題になっている。

『有吉ゼミ』は、ヒロミのリフォーム、坂上忍の家探し、はなわ家の柔道3兄弟への密着など、週ごとにいろいろなコーナーで構成される番組。すでに5年以上続く人気番組だが、中でも人気が高いのがギャル曽根の大食い企画だ。これはギャル曽根が大食いメニューの店を訪問し、完食に挑戦するものだが、ゲストも一緒に挑戦するのが恒例。しかし、その人選が謎だ。テレビ情報誌の記者がいう。

「『有吉ゼミ』は毎回2ケタの視聴率を取る番組ですが、編集部の人間の間でもっぱら話題になっているのが大食い企画のゲストです。『なぜ、この人が?』というゲストが出ることが多く、先日は元プロ野球選手の立浪和義と元サッカー日本代表の平山相太という組み合わせでしたし、最新回のゲストは『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS系)で活躍した『たま』のドラム・石川浩司とカブキロックスの氏神一番でした。過去にはコワモテ俳優の小沢仁志、最近あまりテレビで見ない保阪尚希、“スーパーカートリオ”の1人の元・大洋ホエールズの屋鋪要が出演したこともあります。しかも彼らはまったく大食いではなく、立浪など、出てきた料理の大半を残していました」

 バラエティ番組のゲストといえば“今、旬な人”を呼ぶのが常識で、大食い企画ならば大食いの人間をブッキングするのが当たり前。そのセオリーを無視し、従来の固定概念を破壊したことは、バラエティの可能性を大きく広げたとテレビ関係者は絶賛する。

「バラエティ番組が、告知や宣伝で出演する芸能人だらけなのに批判が多いことは、制作者側も理解しています。しかし一方で、『なぜ今、この人を使うのか?』という理由が必要なのも事実。それゆえ自然とゲストは“売れっ子か番宣”という組み合わせになりがちです。しかし『有吉ゼミ』は、そういった常識を打ち破りました。しかも、『あの人は今』のような扱いをされれば誰でもムッとしますが、“大食いに挑戦”と言われれば、『よくわからないけど、出てみようかな』と思うのが有名人というもの。ちなみにマツコ・デラックスも『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)の中で、有吉に『あの番組の大食い企画のキャスティングは何なの?』と話していましたし、気になる人は多いようです」

 関係者がどれだけ努力しようとも、番宣は基本的にうっとうしいもの。『有吉ゼミ』は、そういった悪しき風潮に一石を投じたいのか、はたまた何も考えていないのか……とにかく要注目なことだけは間違いないようだ。

最終更新:2019/05/13 12:00
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