岐阜県海津明誠高校いじめ動画、生徒の名前出回る 学校は「事実関係確認中」
Twitterで拡散中の「集団いじめ動画」が物議を醸している。問題の動画は、16日にユーザーがアップしたもの。ツイート主は、<これはどう見てもいじめです。岐阜県海津明誠高校。現在は、高校名しか分かりません>とのコメントを添え、<被害者の友達によると被害者は「俺いじめられているんだよね」って言われて本人から動画が送られてきた><被害者の友達から「拡散お願いします」と言われたので拡散させて頂きました>などと説明している。
件の動画では、教室内でひとりの男子生徒が数人の生徒に囲まれ、体操着のズボンとパンツを脱がされて下半身を露出させられている。動画には複数人の笑い声も収められている。この動画を投稿したツイートには<#いじめ><#拡散希望>のハッシュタグがつけられており、いじめ問題の露見を意図しての投稿だったようだ。
ネット上では、このショッキングないじめ動画と高校名がセットで拡散。大きな炎上騒動へと発展している。同校では今年2月、教師が指導力不足を隠すためにテストの答案を改ざんするという不祥事も起こっており、一時は岐阜県立海津明誠高校のWikipediaページが荒らされているとの報告もあった(現在は修正済)。
いじめ騒動の発端となった動画のツイート主は、<被害者の友達>からの又聞きであることを明示しており、根拠としては不十分であるにもかかわらず、ネット上ではいじめは海津明誠高校で起こった「事実」であるとして広まっており、同校在校生や卒業生を名乗るユーザーが現れて真偽不明の証言を寄せるなど、情報がますます錯綜している。
この動画について編集部が岐阜県立海津明誠高校にコメントを求めたところ、担当者からは「現在、岐阜県教育委員会の学校安全課や警察と連携して事実関係を確認中であり、対応についても協議中です」との回答が得られた。
ネットでは加害生徒の個人情報が拡散
海津明誠高校は「事実関係を確認中」としているが、ネットでは事実かどうかも定かでないうちから、同校や加害生徒への激しいバッシングが起こっている。
事件の容疑者や炎上騒動に関わった人の個人情報をまとめる「トレンドブログ」では、いじめに関与したと見られる生徒の名前や顔をいち早く特定し、拡散され始めている。ネット上では「動画を拡散させることでいじめを公(おおやけ)にしよう」「いじめをした生徒は退学させるべき」「クソガキは早く逮捕しろ」などと罵詈雑言が飛び交っている。
ネット上でのバッシングには、加害生徒への強い処罰感情からくるものもあれば、ただ“炎上祭り”に加担して盛り上がっているだけのものもあるだろう。強い正義感を振りかざして、「ネットリンチ」や「私刑」に走ることもまた、集団によるいじめと同じ構図だ。いずれにせよ、真偽不明の情報にデマも含まれている可能性がある中、鵜呑みにして特定の学校や個人を叩くべきではない。デマの拡散が無関係の誰かを追い詰める結果にもなり得ることを理解してほしい。
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