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“新・視聴率女優”は高畑充希に軍配! 敗れた波瑠は「露出しすぎ」で完全に飽きられた!?

高畑充希

 10月期の連ドラで注目を集めていた“新・視聴率女優”対決は、高畑充希が波瑠に圧勝しそうな気配になってきた。

 高畑が主演する『同期のサクラ』(日本テレビ系、水曜午後10時~)は、北の小さな離島から上京した主人公・サクラ(高畑)が大手ゼネコンに就職し、「故郷と本土を結ぶ橋を架ける」という夢に向かって脇目も振らず突き進み、最初は冷めていた同期たちも次第に巻き込まれていくという物語。主人公は気難しく融通が利かない性格で、高畑にとってはかなりの演技力が必要とされる役どころ。

 初回は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と厳しいスタートとなり、第2話9.5%、第3話9.3%と1ケタが続いたが、第4話で11.5%と上げると、以降、第5話11.8%、第6話11.7%と2ケタを維持。20日の第7話では12.2%までアップさせ、平均は10.6%。この推移からして、今後大きく数字を落とす可能性は低く、全話平均で2ケタを超えそうだ。

 一方、波瑠主演の『G線上のあなたと私』(TBS系、火曜午後10時~)は、大人のバイオリン教室を舞台に偶然知り合った3人の男女(波瑠、中川大志、松下由樹)が友情と恋を育んでいくストーリー。

 準主役の中川は9月に終了した朝ドラ『なつぞら』で主人公(広瀬すず)の夫役を演じ、ネームバリューをグッと上げたばかりだっただけに、今回のドラマの期待感も高かったが、初回で7.8%とつまずいた。その後も第2話8.8%、第3話7.3%、第4話6.9%、第5話6.7%、第6話6.7%と低空飛行。26日の第7話は8.6%と、久しぶりに8%台にまで上げたが、1度も9%台にすら乗せられず、平均は7.5%で、全話平均も7~8%台どまりで終わりそうだ。

 高畑は2016年前期のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で、波瑠は15年後期の朝ドラ『あさが来た』で共にヒロインを務め、両ドラマは大ヒットを飛ばし、二人とも大ブレークを果たした。

 朝ドラ後、高畑が民放プライム帯で主演を務めた連ドラは、『過保護のカホコ』(17年7月期、日テレ系)が全話平均視聴率11.5%、『メゾン・ド・ポリス』(今年1月期、TBS系)が10.3%と、いずれも2ケタ台をマーク。

 一方の波瑠は、『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(16年7月期、フジテレビ系)で民放プライム帯の連ドラ初主演を飾るも、全話平均視聴率は8%と振るわず。17年1月期のNHK総合『お母さん、娘をやめていいですか?』でも主演したが、注目度の低いNHKドラマとあって、これまた1ケタ台に終わっている。

しかし、波瑠は不倫妻役を演じた『あなたのことはそれほど』(17年4月期、TBS系)が全話平均視聴率11.2%とヒット。18年4月期に主演した『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)も13.0%と高視聴率をマーク。主演ドラマが2作連続ヒットしたことで、高畑と共に“新・高視聴率女優”と称されるようになった。

 だが、波瑠は主演、ヒロインで連ドラに出まくった弊害か、同7月期に主演した『サバイバル・ウェディング』(日テレ系)は7.9%と低迷し、連続2ケタ記録がストップ。約1年ぶりの主演となった『G線上のあなたと私』は試金石ともいえたが、低調な視聴率で、主演ドラマが3作連続で2ケタ台が濃厚な高畑とはクッキリ明暗がわかれてしまった。

「所属事務所の育成方針の差が出たとも言えるでしょうね。高畑は朝ドラ後、安易に連ドラに出演せず、一定の間隔を空けて作品を選んできました。かたや、波瑠は16年に朝ドラを含め3作、17年に2作、18年に3作の連ドラに出演。そのほかにも多くのスペシャルドラマに出ていて、さすがに露出しすぎ。これでは飽きられても当然で、潜在視聴率も落ちますよ。今後も主役を張りたいなら、当分は映画にでもスライドさせて、連ドラ出演は控えた方がいいでしょうね」(芸能プロ関係者)

 順調に“新・視聴率女優”の座を守った高畑に対し、その座から滑り落ちそうな波瑠。1年後、二人の立場がどうなっているか注視してみたい。

最終更新:2019/11/28 12:46
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